視界に入る人の心理10個の質問:あなたはどの位、自分をわかっているか?
視界に入る人の心理10個の質問:①~⑤
次の質問に「はい」「いいえ」で答えてください。その時にはあまり考えこまずに回答してください。質問は前半①~⑤と後半⑥~⑩とに分かれています。
1. 理由があれば、ドアマンや警備員の前を何も言わずに通り過ぎることができる。
はい
いいえ
2. 割り込みは絶対にしない。
はい
いいえ
3. お金を払わずコッソリ映画館に入れるなら、そうする。
はい
いいえ
4. 自分を怒らせた人に仕返しをしようとすることがある。
はい
いいえ
5. 買った商品への請求もれがあっても、そのことを店員に言わないと思う。
はい
いいえ
さて、ここまではどうでしょうか?『視界に入る人の心理10個の質問』①~⑤のうち、②の回答が【はい】なら1点、①・③・④・⑤がいいえなら1点で、集計してみてください。それでは、後半いきます!
視界に入る人の心理10個の質問:⑥~⑩
6. 他人に罪をなすりつけることなど考えられない。
はい
いいえ
7. 何か知らないことがあったら、それを素直に認める。
はい
いいえ
8. どんなときでも正直者であろうとする。
はい
いいえ
9. 他の人より偏見が少ない方だと思う。
はい
いいえ
10. 家庭でもレストランにいるときと同じくらい、テーブルマナーがキチンとしている。
はい
いいえ
視界に入る人の心理10個の質問、後半部分の⑥~⑩のうち、回答が【はい】ならすべて1点で集計してみてください。①から⑩の合計点数はいかがでしたか?
視界に入る人の心理10個の質問:点数別に見てみましょう
0~4点だったあなた
人からよく見られたいという願望が薄い。社会に適応しようとせず、反発する傾向がある。自分は他人とは違った特別な存在であり、他人の力を頼らない人間に見せようとして、そんな自分に酔いしれているところがある。グループの中で孤立してもあまり気にしない。
5~8点だったあなた
人からよく見られたいという願望の強さは平均的なレベル。ごく普通の自分の姿を他人に見せようとする。精神的に安定しているため、自分の欠点も長所も見せることができる。
9~10点だったあなた
必要以上に自分をよく見せようとしている。自分をさらけ出すことができない。得点がこの範囲の人は、劣等感に苦しんでいる可能性がある。
視界に入る人の心理10個の質問:解説
この質問の得点は、高すぎても低すぎてもよくないのです。どちらかに偏っている人は自分をもっと受け入れて、他人との付き合い方を考えてみる必要があります。プライドが邪魔をしていないか、考えてみる時間をとってほしいとおもいます。ありのままの自分でいることが楽にできるようになるでしょう。
この質問は自分をよく見せたいという気持ちの強さを調べるためのものです。“社会的に望ましい”とされる答えを選択するのは、その人の精神的安定や善良さの表れではなく、他人からどう見られたいかを示しているにすぎないのです。【参照元:自分がわかる909の質問「サルバトーレ・V・ディダート著」】
視界に入る人の心理をコントロールする10個の方法
視界に入る人の心理をコントロールする10個の方法・1:相手は鏡
苦手なあの人。逆に、好感を抱いているあの人。どちらもあなたの視界に入ってきます。それは前述したように脳の機能によるもの。そして、それは自分を映す鏡なのです。もし、関係を改善したい人やさらにその関係を良好なものにしたい人がいるのなら、相手を観察してみて自分にもそんな部分がないだろうか?と自問自答して。
視界に入る人の心理をコントロールする10個の方法・2:感謝する
自問自答してみたら、気づくことがいろいろとあるでしょう。そのことに気づけた自分に対し、感謝してください。また、そのことを気づかせてくれた相手の事も感謝するとよいでしょう。魚心あれば水心、以心伝心で、あなたの態度が変わってくることによって苦手なあの人の態度も次第に変化が見られるようになります。
視界に入る人の心理をコントロールする10個の方法・3:苦手な点を把握
苦手なあの人のことを苦手だと思う理由を紙に書き出してみましょう。「その人の苦手だと思うところ」と「どうしてそう思うのか?」の2点です。紙に書き出すことによって客観的に見つめることができます。
書き出し始めると自分の苦手な人の特徴やその傾向も見つかるかもしれませんし、具体的に何が苦手な原因なのかわかると改善点やその方法を見つけることもできます。
視界に入る人の心理をコントロールする10個の方法・4:理由の変換
3:苦手な点を書き出した紙をみながら自分に問いかけてみましょう
「いつもそうなの?」
「ほかの誰もがみんなそう思っている?」
「プラス思考で考えてみるとどう?」
【脳のシステム】の部分で説明したように私たちの脳は「削除」「一般化」「歪曲」をしています。つまり日頃から自分の気持ちや考え方を伝える時にその情報を無意識のうちに自分の視点や価値観、その時の都合などによって書き換えてしまうのです。理由の変換をコミュニケーション心理学NLPではリフレーミングと呼びます。
視界に入る人の心理をコントロールする10個の方法・5:相手の視点で見る
例えば、こんな経験はありませんか?子どもの頃、うるさく勉強しなさいと言われていた理由が大人になった今、わかるようになった。後輩を指導して、初めて自分が新入社員だったときの先輩の苦労がわかった。親になってみて親の苦労がわかった。対人関係を良好なものにするには、相手を知ることは重要です。
セラピーの現場でも実際に行われている方法をご紹介します。この方法は、自分とは違う相手の立場や役割に自分を置いてみて、相手への理解を深め、お互いの関係に変化をもたらすという目的があります。
手順
1. 向かい合わせにしてイスを2つ用意する
2. 片方のイスに座り、もう片方に苦手な相手が座っていることをイメージする
3. 苦手な相手に思っていることや伝えたいことを言葉に出して言う。
4. 苦手な相手のイスに腰掛け、その相手になりきって3.で伝えた言葉を受け取る
5. その相手になりきったまま、向かいに座っている(イメージ)のあなたに思っていることや伝えたいことを言う。
ここで重要なのは、実際に体の位置を変えて積極的に想像力を働かせることです。1回ではしっくりこないかもしれませんので、何回か繰り返しながら、相手の気持ちを図り、関係改善のために考えをまとめていくセラピーの方法となります。
視界に入る人の心理をコントロールする10個の方法・6:あいさつ
当たり前のように行われているあいさつですが、少しずつ変化をつけられるものとして【あいさつ】があります。私たちは苦手だな、避けたいなと思う相手に対して、他のひとと変わらないようにあいさつしているつもりでも無意識に不自然さや違和感を感じたものを表してしまっているのです。そんな雰囲気は相手に伝わります。
POINT
あいさつの3つのポイント
・あいさつは相手の顔を見て笑顔で!・自分から先にあいさつする・相手の名前を呼んでからあいさつする
心理学の実験で相手の名前を一定時間呼びながら会話をした場合とそうでない場合を比較したときに、名前を呼んでくれた相手に対しては好感度があがり、親しみを感じるとい実験結果もあります。日ごろのあいさつひとつで好感度が上がるのです。
視界に入る人の心理をコントロールする10個の方法・7:価値観を知る
【自分の価値観で相手を見ているから】の部分で対人関係に溝をつくる原因の一つに【価値観のちがい】があるとご紹介しました。しかし、お互いに受け入れられない、譲れないと言っていては溝は深まるばかり。まずは、あなたの方から歩み寄って相手が大事にしている価値観を理解し、それを尊重するように接してみてください。
視界に入る人の心理をコントロールする10個の方法・8:承認
せっかくあなたの視界に入る人なのですから、相手を承認しましょう。その相手との関係性をよくしていくための本丸となります。具体的には、【ほめる・賞賛する】【感謝する】【認める】【労う】【励ます】などの言葉かけができたらベストです。
視界に入る人の心理をコントロールする10個の方法・9:ペーシング
視界に入る人の心理が徐々にわかってきたところで、より信頼の厚い関係を構築したくなりましたね。ここではナチュラルに信頼関係を構築する方法をご紹介。ペーシングという手法の中にミラーリングがあります。ミラーリングとは、相手の仕草や表情を合わせていくことでネーミング通り鏡のように視覚からの情報を合わせます。
また、相手の言葉にペーシングするバックトラッキング。視覚、聴覚からの情報だけでなく、言葉を使った言語情報で相手と信頼関係を構築させます。たとえば、友人「この前、久しぶりに映画館行ったんだよ」あなた「へぇ、よかったね」こんな会話してませんか?
バックトラッキングを活用した会話
友人「この前、久しぶりに映画館に行ったんだよ」
あなた「映画館に行って映画見たんだぁ。いいね~!」
こんな風に相手の使った言葉を使って会話を進めます。バックトラッキングには言葉だけでなく、事実や感情、気持ち、話題の要約の3種類がありますので、その状況に応じて活用します。すると、相手は自分のことに関心を持ち、聴いてもらっている、受け入れてもらえているという好感や安心感をあなたに持つようになります。
視界に入る人の心理をコントロールする10個の方法・10:応用
視界に入る人の心理をコントロールする方法の最後は応用編です。私たちには利き手があるように、使っている言葉にも聴き感覚というものが表れてきます。冒頭でご紹介したように私たちの脳は五感を通して情報を取り入れています。
その情報を処理するときのタイプとして「視覚」「聴覚」感触や味覚、嗅覚を含む「身体感覚」の3つのタイプに分かれ、それぞれのタイプによって言葉を使い分けています。たとえば、【コーヒー】をイメージしてみてください。
【コーヒー】をイメージしてと3タイプの人に質問してみます
視覚タイプ:「Cafeのロゴマークと茶色のマグカップが思い浮かんだ」
聴覚タイプ:「いつもの喫茶店のドアベルの音が聞こえた」
身体感覚タイプ:「あの香りがたまらないよね。カップの口当たりにもこだわりがあるんだよね。」
このようにそれぞれの聴き感覚のタイプによって同じ【コーヒー】でも表現の仕方が違ってきます。ですから、相手の聴き感覚のタイプに合わせてそれにペーシングしていくことで、話がわかる相手だ・自分のことを理解してくれていると好感度も信頼度も知らず知らずのうちにあがっていくのです。
視界に入る人の心理は脳と関連してる!
視界に入る人の心理をざっくりとコミュニケーション心理学NLPの観点からご紹介しました。せっかくあなたの脳が重要だと引き寄せているのですから、その人との対人関係を良好なものにして、あなたの人生に潤いを与えてくださいね。あなたの人生ではあなたが主人公なのですから!
提供・BELCY
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