京都市が赤字になる原因3:財政難

自治体は歳入(収入)と歳出(支出)のバランス維持が欠かせません。コロナ禍で歳出増と歳入増で財政が悪化しているのはもちろん、京都市は全国最高水準の福祉サービスを実施し公務員へも高給を提供しています。そのため歳出も多いのです。

ただ、歳出超過を補うために自治体内にあった貯金や借金の返済積立金(減債基金)など使えるものはすべて使い、なんとか年間の収支を黒字化させていました。

現在、財政には余裕がなくなりつつあり、最悪の場合には企業の破産にあたる財政再生団体に陥るかもしれません。

京都市の課題は国内どこでも起こりうる

魅力的な街である京都が危機に陥った理由は、コロナ禍のほか地価の高騰やそもそも歳出が多いという財政面の課題があります。身近な自治体でも、場合によっては同じ問題が起こる可能性もあります。

難局をどう切り抜けるのか、厳しい現実の中、自治体の動向が注目されます。

文・鈴木郁恵

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