スーパーの食品売り場は、主婦やビジネスマン、子どもから高齢者まで多くの人が食料品を買いに行く場所です。さまざまな人が出入りするため、迷惑行為が多いのが現状なのだそう。今回は、食品売り場の従業員が見た迷惑客のエピソードをご紹介します。

冷凍食品売り場になぜ肉が?売り場に戻されていない食材

「冷凍食品を棚に補充していると、たまに見かけるんですよ。精肉売り場にあった肉のトレー。唐揚げを作ろうとして、特価の冷凍唐揚げに切り替えたんだろうとか、想像はつくんですけどね。他にも、納豆やチルド品売り場に肉トレーが置かれていることもあります。お客さんの気持ちは分かるんですが、冷凍でも常温でも、生肉は時間が経てば売り物にならなくなってしまうので、きちんと、戻しておいて欲しいです」(50代/男性)

毎日決まった時間に来店し値引きシールを催促

「毎日夕方6時になると来店する60代くらいの女性客がいるんですが、本当に困ってるんです。うちのスーパーは、毎日夕方6時に、売れ残った惣菜に半額シールを貼るんですが、その半額をめがけてほぼ毎日来るんですよ。10分前には売り場に現れ、品定めし始めます。値引き前なのにカゴの中に惣菜をキープし、私が値引きシールを貼り始めると、その惣菜を我先にと渡してくるんです。値引き対象なので仕方なく貼るんですが、他のお客さんにも悪影響で、惣菜が定価で売れなくなってしまうんじゃないかと心配しています」(30代/女性)
 

持ち込んだ魚をタダで捌いて欲しいと図々しくせがむ

「うちの店の鮮魚売り場は、魚をさばくサービスを行っていて、売り物は無料、お客さんが持参した魚も有料で受けているんです。この間来店した50歳くらいのお客さんは、他から持って来た魚を無料でさばいて欲しいと言い出したんです。刺身用にして欲しいと言うので、800円でお願いしたんですが、『昨日ここで買ったものだから、タダでさばけるでしょ』と言いはるんです。でも、昨日はこの魚は売り出していなくて……。レシートを出すように頼んでも『無くした』の一点張りです。最終的には責任者を呼ぶように言い、店長に謝らせる始末でした。きっと安く手に入れた魚だったんでしょう。嘘をついてまで、さばいてもらおうなんて図々しいですよね」(40代/女性)