仕事をセーブし、子育てに専念していた

――番組を通して、学んだことも多かったのでしょうか。

茂森:私が就任した頃のスタッフさんは私の両親より年上の方が多くて、言葉の使い方1つから優しく教えてくださいました。番組卒業後に違う現場も経験するようになって『おかあさんといっしょ』は本当にありがたい環境だったんだなと思います。

 自分が子供を産んでからは、時代の変化を取り入れながらも安心して子どもに見せられる番組のすごさを改めて実感しています。そんな番組を6年間もやらせてもらえたことが幸せだし、私の人生において勉強させてもらったことはすごく大きいです。それは私だけではなく歴代のおねえさんたちも感じていることだと思います。

――番組を卒業してからは、結婚されて3人のお子さんがいらっしゃるんですね。お子さんたちが『おかあさんといっしょ』に参加したことはあるのですか?

茂森:うちの子たちは3人とも抽選に外れてしまったんです。どれくらい当たるのが難しいのか分かりますよね(笑)。

――そうなんですね!お子さんが産まれてからもお仕事は続けたのですか?

茂森:『クインテット』(NHK教育・2003~2013)でパペットの声優をさせていただいて、他の仕事はセーブしていました。2004年に長男を出産したのですが、「子育てがこんなに大変って産む前から知っていました?」と世のママたちに聞きたいです(笑)。妊娠中はみんな「可愛いよ、天使だよ」というけど、産まれてみると「確かに可愛いけど、こんなに泣くの? こんなに眠れないの?」と思いましたね。

ワンオペ育児に奮闘、産後うつにも

――それくらい、子育ては大変だということなんですね。

茂森:第1子は出産に2日間掛かって、終わったらなんと、尾てい骨が折れていました。産後はまともに座ることもできませんでした。

 夫はテレビ局に務めていて、当時は2つ大きな番組を抱えてものすごく忙しい時期だったんです。家にいてもずっと仕事をしていたので、子どもの泣き声が聞こえないように気を使いました。私は実家が熊本なのでほぼ1人で育児していました。

――今は「ワンオペ育児」という言葉がありますが、まさにその状況だったんですね。

茂森:今考えると、長男が生まれたあとは産後うつのような状態になっていたのかもしれません。ほとんど外に出ず、子どもが泣くと私も泣いてしまっていました。布団に寝かせると泣くのでずっと抱いていて腱鞘炎になり…。睡眠不足でも子どもを抱っこしたままスーパーに買い物に行って家事もしないといけない。子どもって一瞬目を離したときに怪我をしたりするので、一人目だったこともあって毎日ドキドキして気が抜けなかったです。

 それでも可愛いから、なんとか育てられるんですね。うたのおねえさん時代を振り返ると、そんな大切なお子さんをよく連れて来て私たちに預けてくださったなと思います。3歳くらいの子を渋谷まで連れてくるのは大変だったろうな、その気持ちをもっと当時分かってあげられたらよかったなと。自分が同じ立場になって、親御さんたちへの感謝や尊敬の気持ちが強くなったと思います。

<取材・文/都田ミツコ 撮影/山川修一>

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