アメリカのサイトで販売されているハリウッド俳優ニコラス・ケイジ(57)の顔コラグッズが、日本のSNSで度々バズっています。

“顔のクセが強~い”大物俳優、日米で顔グッズが大人気のふしぎ
(画像=『女子SPA!』より引用)

今は色物扱いされているニコラスですが、ハリウッドきっての名門コッポラファミリーの一員であり、1996年に日本公開された映画『リービング・ラスベガス』ではアカデミー賞主演男優賞に輝いた実力派でもありました。

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(画像=『女子SPA!』より引用)

なのになぜ、いつから、彼はイジられキャラになったのか? その背景を調べてみました(グッズ画像は、海外の各種通販サイトより)。

近年はB級映画ばかりに出演

“顔のクセが強~い”大物俳優、日米で顔グッズが大人気のふしぎ
(画像=『女子SPA!』より引用)

『赤ちゃん泥棒』『月の輝く夜に』『ワイルド・アット・ハート』『アダプテーション』など。映画好きを自称する人々にも愛される作品に数多く出演してきたニコラス。

 しかし近年の出演作はもっぱらアクション映画、しかもB級路線の作品に偏っていて、最低映画に贈られるゴールデンラズベリー賞の最低主演男優賞にも何度もノミネートされています。

“顔のクセが強~い”大物俳優、日米で顔グッズが大人気のふしぎ
(画像=『女子SPA!』より引用)

『あなたの知らない卑語の歴史 』 さらに今年1月に配信スタートしたNetflixのコメディシリーズ『あなたの知らない卑語の歴史』では、ホスト役として楽しげに放送禁止用語の歴史を紹介する姿が国内外で話題になり、「一体、ニコラスはどこに行ってしまうのか?」と映画ファンがザワつきました。

俳優というよりネット上のポップアイコン?

 そんな彼をアメリカの映画専門サイト『インディワイヤー Indie Wire』は、「ハリウッドで最も予測不可能なキャリアを持つ俳優」と紹介。

“顔のクセが強~い”大物俳優、日米で顔グッズが大人気のふしぎ
(画像=『女子SPA!』より引用)

俳優というよりネット上のポップアイコン? アメコミやカルト映画好きなことでも知られ、趣味に全力投球する姿や、ある意味振り切れた作品選びには根強いファンも多く、日本では「俺たちの兄貴」「ニコラス兄さん」というニックネームを付けられています。

 一方、海外では2015年にWatchMojo.comが選ぶ「過剰な演技で知られる素晴らしい俳優10人」で1位となるなど、そのオーバーアクト気味の演技メソッドと七変化する表情が「ヘン顔」として受け入れられ、インターネットを中心にコラ画像化される機会が激増。

“顔のクセが強~い”大物俳優、日米で顔グッズが大人気のふしぎ
(画像=『女子SPA!』より引用)

グーグル画像検索には彼のヘン顔写真が集められた「Cage rage meme(ケイジ・レイジ・ミーム)」というページが出現し、メディアでは定期的にニコラスの「コラ画像ベスト」が企画されるようになり、ついにはヘン顔のコラグッズが売り出されるまでになりました。

“顔のクセが強~い”大物俳優、日米で顔グッズが大人気のふしぎ
(画像=『女子SPA!』より引用)

こうした状況を見て、あの『ワシントン・ポスト Washington Post』でも「ニコラス・ケイジは俳優というよりもネット上のポップカルチャーである」と書いています。