白川郷といえば、世界遺産に登録されている合掌造りの集落がよく知られています。日本の原風景を思わせる町並みは、写真などで誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。この合掌造り集落で訪れたい観光スポットや、白川郷の温泉など、白川郷のおすすめの観光スポットをご紹介しています。
1. かん町
白川郷といえば「荻町」の合掌造り集落がよく知られていますが、観光ポスターなどでよく見る景色は、「かん町」の3つの合掌造りが並ぶ光景ではないでしょうか。荻町からは少しはずれた南のほうにあり、田んぼの水面に映る家屋が美しい。冬には雪深いなかに佇む家屋が幻想的です。
2. 荻町城跡展望台
世界遺産・荻町の合掌造り集落を見渡せる絶景ビュースポット。白川郷を訪れたらぜひ訪れたい場所です。集落から坂道をのぼること15分ほどですが、展望台ちかくに駐車場があり、車で訪れることも可能。展望台へ行くシャトルバスもあります。この展望台があるのは、室町時代にこの地をおさめていた内ケ島為氏(うちがしまためうじ)の家臣・山下氏勝の居城だった場所。
3. 和田家
荻町集落を代表する合掌造りの家屋で、平成7年(1995年)に国の重要文化財に指定されました。白川郷に現存する合掌造りの家屋のなかでは最も規模が大きく、3階建ての1階・2階の一部を一般公開。和田家は江戸時代に名主などをつとめた名家で、築300年たった現在も住居として使用されています。
4. 野外博物館 合掌造り民家園
岐阜県の重要文化財に指定されている9棟を含む、全26棟の建造物を保存公開する野外博物館です。白川郷の合掌造り集落をゆっくり見てまわる時間がない時には、とりあえずこちらの民家園を訪れてみるのもおすすめ。ひとつの小さな村のような園内には合掌造りのお食事処や売店もあり、秋に数日間だけ行われる紅葉のライトアップも見どころです。
5. 長瀬家
比較的新しく、明治23年(1890年)に建てられた5階建ての合掌造り家屋です。4階まで見学することができ、眺めもいい。各階には生活用具などが保存展示されており、500年以上前につくられたとされる仏壇も見どころ。80年ぶりに行われた茅葺き屋根の交換がテレビで放映されました。
6. 神田家
江戸時代後期に10年もの歳月をかけて建てられた、4階建ての合掌造りの家屋です。先に紹介した、国の重要文化財でもある和田家の次男が分家したのがはじまり。白川郷で見学できる合掌造りの家屋のなかでも人気のある家屋のひとつで、敷地内には庭や池もあります。4階の窓からは白川郷の合掌造り集落を眺めることができます。