訃報の返信・お悔やみメールの書き方のルール

意外と知らない「訃報」の返信マナー!文例を相手別にご紹介
(画像=『Lovely』より引用)

訃報に対する返信やお悔やみメールには、どのような書き方をするのが正しいのでしょうか。書き方次第では、失礼にあたってしまうこともあるのです。

恥ずかしい思いをしないように、遺族に対して失礼のない書き方をしましょう。訃報の返信・お悔やみメールの書き方のルールをご紹介します。

文章を簡潔にする

訃報の返信・お悔やみメールを書く時には、文章を簡潔にすることです。訃報に対する返信は、書いているうちに長くなってしまうことが多いですが、訃報の返信をする時には遺族はいろいろと忙しい時です。

遺族の妨げにならないように、文章を簡潔にしてお悔やみの言葉を述べることが大切です。

時候の挨拶はなし

手紙を書いたり、文書などでは、時候の挨拶を冒頭につけることが多いですよね。訃報の返信・お悔やみメールを書く場合は、時候の挨拶は書く必要がありません。

長々と返事を書くより、簡潔に述べることが大切だということを前述しました。ですから、お悔やみの言葉だけを述べて、時候の挨拶は省きましょう。

故人の敬称を付ける

訃報の返信・お悔やみメールの本文中に故人の名前を書く際には、敬称を必ず付けます。故人がどのような立場にあるかにより、敬称の付け方が違ってきます。敬称の付け方は以下のとおりです。

・故人が当人の父の場合→ご尊父様、お父上様、お父様
・故人が当人の母の場合→ご母堂様、お母上様、お母様

・故人が当人の夫の場合→ご夫君様、ご主人様、旦那様
・故人が当人の妻の場合→ご令室様、奥方様、奥様

・故人が当人の祖父の場合→ご祖父様、おじい様、叔父君
・故人が当人の祖母の場合→ご祖母様、おばあ様、叔母君

・故人が当人の息子の場合→ご令息様、ご子息様
・故人が当人の娘の場合→ご令嬢様、ご息女様

訃報の連絡をくれた相手が親しい間柄なら、丁寧すぎる敬称はつけなくても問題ありません。どれくらい親密度があるかによって、敬称を選んで付けましょう。

忌み言葉を使わない

訃報の返信・お悔やみメールを書く時には、忌み言葉を使わないようにすることが重要です。忌み言葉とは、不幸があった時に使うのを避けた方が良い言葉です。

訃報があった場合、「重ね重ね」「再び」「いよいよ」「たびたび」といったような重ね言葉は使わないようにすることです。

また、「死ぬ」「死亡する」「生きる」「生存」はそのままの表現は使わずに、「ご逝去」「ご生前」という言葉に換えて使います。数字の「四」「九」も使わないようにした方が良いとされています。

メールでも絵文字を使用しない

訃報の連絡がメールだった場合、メールでも絵文字を使用してはいけません。不幸があったのに、絵文字を使って返信をしたら、不謹慎極まりないと思われてしまいます。

不幸が起きた時は、普段のコミュニケーションとは違うので、どんなに親しい間柄だとしても、絵文字は使用するべきではないでしょう。