和菓子3. どら焼きの名店
フワフワで香ばしい皮と中のあんこのマッチがたまらないどら焼き。子どもから大人まで幅広い年齢層から愛されている和菓子です。どら焼きは、実はお店によって皮の厚さや柔らかさ、中の具材などが異なっています。甘いものが好きな方はぜひ食べ比べてみてくださいね!
【1】東京・上野の”名”どら焼き「うさぎや」
上野の御徒町にある「うさぎや」は「東京のどら焼きと言えばここ!」というくらい人気のあるお店です。どら焼きの皮には程よく気泡が入っていて、軽やかなのにモチモチとした食感を楽しめます。
中に入っている粒あんは小豆自体の存在をしっかりと感じられて、食べてみると名店と言われていることに納得するはず。時間によっては取り置きをしてもらえるので、気になる方は電話してみてください。
【2】シックだけどおしゃれな和菓子屋「黒船」
自由が丘に本店を構える「黒船」。モノクロを基調としたシンプルで力強いパッケージからは高級感が溢れ出しています。黒糖と小豆の自然な甘味とモチモチ食感を楽しめる「黒船 どらやき」はお茶の時間をいつもよりも贅沢にしてくれますよ。
【3】ボリューム満点の「大判どら焼き」は必食!「清寿軒」
「清寿軒」で人気なのは、ぎっしりとあんこが詰め込まれた「大判どら焼き」。小豆の粒感はもちろん、しっとりとした生地の香ばしさも感じられるボリューム満点などら焼きです。保存料や添加物は一切使用していないので自然なおいしさを味わえます。賞味期限が短いので、期限には気を付けてくださいね!
【4】”洋”の良さも兼ね備えたどら焼きも!「もりもと」
ケーキや洋菓子を扱っている「もりもと」ですが、北海道でとれた豆を使ったどら焼きは必食グルメ。「北海道の豆えらびどら焼き」には、きたろまん、大正金時、大納言小豆、とら豆、光黒大豆(ひかりくろだいず)5種類それぞれの食べ比べができます。豆の食感をダイレクトに感じられる、あんこ好きにはたまらないどら焼きです。
和菓子4. 最中(もなか)の名店
四角いものや丸い形のもの、あんこが入っていたりウグイス豆が入っていたりと、地域やお店の伝統によって異なるのが最中。生菓子と比べて賞味期限が長い傾向があるので、旅行のお土産としても喜ばれる和菓子です。
【1】サクっ、しっとり、モチっの全てが詰まった「たねや」のもなか
本拠地を滋賀に構える「たねや」は東京や神奈川、愛知などの百貨店にも出店されている名店。人気の和菓子は「ふくみ天平(てんぴん)」です。
お米がよく獲れる近江の羽二重糯(はぶたえもち)を北海道産小豆で包み、さらにそれを香ばしい最中で挟んだ、食感も香りも味も楽しめる傑作。長い間職人の間でしか知られていなかった商品ですが、昭和58年(1983年)ごろにお客さんに食べてもらったところ、衝撃的なおいしさから瞬く間にこの商品が広がったのだとか。
今では店舗だけでなく通販サイトでの購入もできます。6個から最大30個まで販売されているので、さまざまなシチュエーションで大活躍する和菓子です。
【2】一度食べると忘れられない揚げもなか「中里」
東京の北区中里、そして大丸東京に店舗を構えている「中里」。通常のサクサクとしたもなかとは異なる、ごま油で揚げた皮が使われているので、パリっと香ばしく少しの塩み、そして中から顔を出す優しい甘みとのバランスは絶妙です。
また沖縄産の黒糖が入ったどら焼き「南蛮焼」も大人気。皮に黒糖を使うことで黒蜜ならではの甘みをしっかりと感じられます。
【3】1日なんと約9,000個も売れた「銀座あけぼの」の栗もなか
10月中旬頃〜11月下旬頃の期間限定で販売されるのが「銀座あけぼの」の栗もなかです。栗が丸々入った「栗もなか」と刻んだ栗が入った「姫栗もなか」の2種類を販売しています。
どちらも栗の見た目をした小ぶりなもなかで、北海道産のコクのある小豆を使った小倉あんのもなかはもちろんのこと、優しい味わいが特徴的な白あんの栗もなかも人気です。
【4】香川の伝統を挟んだもなかが人気!「寶月堂」
香川県の丸亀にお店を構える「寶月堂(ほうげつどう)」の銘菓「六万石」。真っ白な外側に「平四つ目結(ひらよつめゆい)」が刻印された、歴史を感じられるもなかです。小豆のあんを求肥で包み、それをもなかで挟んだ和菓子で、サクッモチっとした食感はやみつきになるおいしさです。