モーニングページは、自分の思考をリセットさせる方法として広く紹介されています。また、自分の振る舞いや内面を俯瞰できるメリットもあるので朝活におすすめです。方法や効果などを知りたい人はぜひこちらの記事をご覧ください!

モーニングページを始めよう!

朝、少しだけ早く起きて、時間を有効に使うための「朝活」が注目されています。読書や散歩などいろいろな方法が紹介されていますが、自宅にいながら簡単に朝活ができる方法としておすすめしているのが「モーニングページ」です。

準備物も家にあるもので始められるので、明日の朝からすぐに始められるメリットがあります。ここではモーニングページの方法や効果など詳しく解説します。これは、自分の振る舞いが大きく変わる可能性を秘めた朝活ですよ!

モーニングページとは

素敵な朝活がしたいなら《モーニングページ》がおすすめ。毎朝自分と向き合うやり方
(画像=unsplash.com、『Folk』より引用)

モーニングページとは、手帳術の一種です。もともとは海外の作家が提唱したものですが、日本でも派生してノート活用法を紹介している人が増えています。

ここではモーニングページの起源や方法などに触れ、「モーニングページとはなにか」を広く紹介していきます。

モーニングページは自分の心を映し出す魔法のノートとも考えることができ、自分の中のもやもやの正体を見極めたいというような、内面の成長を検討している人におすすめの朝活です。

朝活におすすめの手帳術の一種

モーニングページとは、毎朝決まった方法で手元に準備した専用ノートなどに雑記する方法です。説明をすると簡単な内容で、朝活の一つとして取り入れている人が増えています。

いわゆる手帳術の一つともいわれる内容で、日本でもモーニングページを取り入れている人や、モーニングページの手法を派生させ、自分自身が提唱するノート術として紹介している人も増えてきました。

これは、自分の中の創意工夫を見出すためのワークとして紹介されていますよ。

モーニングページの起源とは

もともとのモーニングページのルーツとは、アメリカの作家であるジュリア・キャメロン(Julia Cameron)が自身の著書である『The Artist Way(1992年発行)』で提唱している自助ワークです。

この著書のほか、内容に付随したワークブックや25周年記念編集本なども販売されています。英語の原書版も日本で流通していますが、日本語で訳された『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』という著書もわかりやすくまとめられているのでおすすめです。

モーニングページの趣旨

モーニングページは、毎朝決められたメソッドに倣ってノートに書くことで、自分のマインドや振る舞いに変化をもたらすものといわれています。

もともとは、心身が疲れているなどといった理由から、自分のクリエイティブな部分がなかなか働かないといった人に向けて書かれた本です。

考えがうまくまとまらないという人や、創造力を高めたいという人に選ばれてきました。今では、内面を磨いて自己の向上を目指すという人も多く実践しています。

モーニングページに準備するもの

素敵な朝活がしたいなら《モーニングページ》がおすすめ。毎朝自分と向き合うやり方
(画像=unsplash.com、『Folk』より引用)

モーニングページは簡単な方法で始められます。自分自身の感覚を研ぎ澄ませたいという場合や、自分の感情と対峙するために内面にアクセスしたい人は、ぜひモーニングページを毎朝始めてみましょう。

準備といっても家にあるもので始められるので、まずは家の中の引き出しを開けてみることをおすすめします。モーニングページを始めるために必要なものが見つかりますよ。こだわりを持って始めたい人なら、自分の空いた時間に文房具店などをのぞいてみてくださいね。

自分のためのノートを準備する

モーニングページを始めるために一番に準備すべきなのは、ノートです。1ヶ月で1冊程度使えるように、100ページ入りのリングノートなどを使うとよいでしょう。ノートは自分の心の鏡として受け止められています。

考え方によっては、自分の分身となるべきノートなので、自分が気に入って使えるノートを準備することをおすすめします。もし、大学ノートなどを使う場合は、ノートアルター(Alter:好きなものをスクラップするページ)を作るほか、カバーをかけることも一案です。

ペンを準備する

ペンはできるだけ油性ボールペンや万年筆をおすすめします。理由はこれから説明しますが、消しゴムなどで消せないインクのものがモーニングページには必要です。消せないインクであれば、好きな色のペンやインク、おしゃれな万年筆などを準備する良いですね。

季節ごとに万年筆のインクを変えたり、モーニングページを書き込む時間や気分によって色を使い分けることもおすすめです。ノート術の中には、スタンプなどを使うものも紹介されていますが、ペンとノートがあれば十分です。

モーニングページのための時間を準備する

モーニングページを記入するための時間も確保しましょう。モーニングページにはメソッドがあり、これを毎朝きちんと行うためにはちょっとした時間の確保が必要となります。

モーニングページは時間の確保ではなく、メソッドにある「3ページ分何かを書くこと」を重視します。人によっては時間がかかる作業になるでしょう。そのため自分のペースを考えて、朝にちょっと早起きをするなどの時間の工夫が必要です。

モーニングページの方法

素敵な朝活がしたいなら《モーニングページ》がおすすめ。毎朝自分と向き合うやり方
(画像=unsplash.com、『Folk』より引用)

モーニングページには簡単なメソッドがあります。また、どうして100ページくらいのノートや、消せないインクのペンを準備しなければいけないのか理由を知りたい場合は、やり方を参考にしてください。

簡単ながらも奥が深いので、書くことを続けているうちに何らかの形で自分のものの見方や考え方が大きくかわるかもしれません。

まずは、1週間、1ヶ月と少しずつ長続きできるように、メソッドを実践しながら少しずつルーティーン化していけるといいですね。

起床後すぐ3ページ分を埋める

モーニングページは、脳を休めた後の起床後すぐの時間に取り組むことをおすすめしています。起床後すぐは、気持ちもまっさらの状態で自分の思考がリセットされた状態ですよね。この状態からノート3ページ分を埋めてください。

3ページ分というのはマストで、きっちりノートを埋めても、空白を作っても構いません。とにかく3ページ分を埋めていきましょう。100ページ(50枚)ノートなら、30日分程度ですね。ノートのボリュームも意味があるのです。

心に浮かんだことをなんでも記載する

モーニングページの書き方は簡単です。何を書くか悩まず、自分の心に浮かんだことをただ書き連ねるだけといった簡単な方法で構いません。ノートには自分の思考の転写をするととらえてください。

例えば、カレーライスのビジュアルが思い浮かんだのならモーニングページにカレーライスのイラストや、カレーライスと文字を書きます。

もしここに何らかの感情や希望が付随したのなら、「カレーライス食べたいな」とか「昨夜のカレーおいしかった」というような書き方になります。

必ず手書きで書くことがポイント

ここが大きなポイントとなりますが、モーニングページは必ず手書きが決まりです。文字を書くときには感情がこもりやすくなりますよね。怒りが含まれるときは、筆圧が強くなり、投げやりで角ばった文字になりやすいです。

うれしいときには、語尾にハートマークをつけたくなることもあるでしょう。こういった感情をあえてモーニングページにぶつけてください。文字を間違えても書くことを大切にし、抹消線やグルグル書きで消すといったその時の状況も楽しんでいきましょう。

8週間は読み返さないこと

一度書いたモーニングページは、8週間は読み返さないことが基本的なルールです。ノートを読み返してしまうと「次はもっと良い文章を書こう」といった思考が働き、本来のモーニングページの意義がなくなってしまいます。

1枚半ノートを書いたらブラインドのための空白のページを1枚作り、次の日に書き込むなどの工夫をしてください。1冊のノートを2週間~4週間のペースで使えたら、ペースもつかみやすいですよね。