玄関の壁に貼られた“ガムテープ?”の正体に絶叫
元気だったはずの庭のツバキの木は、もはや毛虫に食いつくされて&びっしりまとわりつかれて、全体が茶色に変色していたそうです。そんな怒涛(どとう)の毛虫地獄ラッシュですが、話はまだまだ終わりません……!
「すでに相当葉っぱは食べられていて、そこに私が撒いた毛虫駆除スプレーが効いたのか、庭で目につく毛虫はほとんどいなくなったんですよ。でも辺り一面に毛虫が落ちていて、それも相当凄まじい光景でした」
これでひと段落かと思いきや、ふと目に止まった玄関の外の壁に長さ50センチほどのガムテープが貼られていました。……ん? ガムテープ?
「家の外側の壁にも同じようなガムテープが何枚も貼られていたんです。こんなところに貼った覚えないけどな~と思ってまた近づくと、ガムテープに見えたのは毛虫の生き残りの大群。密集しすぎて、茶色の帯状になっていて、もうパッと見は本当にガムテープにしか見えなくて。その帯状の大群がモゾモゾと列をなして、玄関の隙間から家の中に入ろうとしているんですよ。ほかにも壁を這っていたり、屋根をうまく伝って大移動したりしていて。
ジブリの『となりのトトロ』に出てくる“まっくろくろすけ”の大移動のような……! まっくろくろすけならかわいいけど、それが毛虫ですからね。もうホラーですよ」
害虫駆除の業者さんも「よく生活できましたね」と驚き
チャドクガの幼虫(卵や成虫も含め)の厄介なところが、死んでしまっても毒のある毛の威力が衰えないというところ。風に乗って毒針毛が服にくっつくと、家の中で毛が舞ってしまったり、洗濯機でそのまま洗ってほかの服に毒針毛が移ってしまうこともあるそうです。
「駆除方法を調べると、殺虫剤をかけたあとに枝ごと切り取って焼却したりするしかないみたいです。ただうちの場合は、被害に遭った範囲が広すぎるのと、毛虫の数がすごすぎて、とても素人では対応できませんでした。だから、有料でプロにお願いして、もう木ごと思いっきり伐採(ばっさい)してもらうしかなくて……。
そのプロの業者さんに、「こんな状態で、しかも玄関前で。よく生活できましたね」と驚かれたという前田さん。
「業者さん、ゴム手袋の上に普通の軍手を重ねたり、厳重に重ね着をしたりと、真夏にもかかわらず重装備だったのですが、それでも空いている手首の部分や、ほんのちょっと出ていた肌の部分が真っ赤になっていました。毛は装備の上からでも入ってきたり布を貫通しちゃったりするそうです」
もし万が一チャドクガなどの毛虫に刺されたかな? という場合は、まずは粘着テープでかゆい場所を中心に毒針毛を取り除いてください。このとき決して、掻いたりこすったりしてはいけません。被害を広げてしまうことになります。その後に流水で残りの毒針毛を流しつつ、患部を清潔に。そして抗ヒスタミン軟膏を塗りましょう。それでも症状がおさまらない場合は、すぐさま皮膚科を受診しましょう。
「それ以来、虫嫌いが加速して、今はツバキの木に近づくのも怖い」という前田さん。あの“恐怖のガムテープ”はもう二度と見たくないそうです……。
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<取材・文&イラスト 赤山ひかる> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 赤山ひかる
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