友達ってすごく大事だなと痛感
ちなみに、かつては光浦さん一人が引っ張っていたにもかかわらず、いつしか小1から友達である相方・大久保さんのほうがテレビで引っ張りだこになっていったこと、本人のタイプも真逆に見え、交友関係もかぶらないことなどから二人の関係性が気になっている人もたくさんいるでしょう。
そこで著書で綺麗ごとを言わず、うらやむ気持ちなども赤裸々に語られていたり、「仕事のパートナーにはなれなかった」「友達のまんま」と語っていたりするのもなんだかとっても素敵です。
この2冊を読むと、友達ってすごく大事だなと痛感しますし、会いたいというか、会わないといけない気がしますし、自分にはそういう大事な友達がどれだけいるっけ、と思ったりもします。
勝手な親近感は思い上がりでした
不定愁訴とか、仕事のポジションとか、老後の話とか、自分の思う自分の顔と実際の顔が乖離(かいり)していることとか、アラフィフならではの同世代話は共感だらけ。
個人的にも、昔から長縄(ながなわ)にうまく入れないとか、流れにのって人と同じことをするのがうまくできないとか、人に踵(かかと)をよく踏まれるとか、仕事で人とよく衝突するとか、人に怖いと言われるとか、周囲がみんな知っている話を自分だけが聞かされていなかったとか、その理由として「言ったら怒られると思った」と言われたとか、喜ぶのが下手でネガティブなほうばかりフォーカスしてしまうとか、他人事と思えない話ばかり……。
実は光浦さんには20代の頃にインタビューしたときの印象や、メガネ+同世代+口喧(くちやかま)しいキャラということなどから、個人的に長年勝手に親近感を抱いておりました。
クラスのキラキラ女子系ではなく、学級委員タイプや真面目系・偏屈&屁理屈系の人にはおそらく自分のお仲間であり、目指すべき場所だと思っていた人も多数いるはず。