北海道東部の観光で人気のエリア、釧路湿原、摩周湖、阿寒湖を2日間でめぐる濃密なモデルコースをご紹介します。エリア一帯は釧路湿原国立公園、阿寒摩周国立公園にも指定されており、どちらも雄大な自然環境が広がりつつ、観光地としても整備されています。2日間を終えたら、他のエリアへ移動することも可能ですし、帰路につくこともできます。各自のスケジュールに合わせて、本記事でご紹介するモデルコースを役立てて頂ければ幸いです!
1日目【12:30】「釧路市丹頂鶴自然公園」でタンチョウ見学
「たんちょう釧路空港」から車で約8分という近距離にあるこの公園では、タンチョウを間近で観察することができます。管理棟で入園料(高校生以上480円)を支払い、約450メートルの観覧通路からタンチョウたちを眺めます。
名前、生まれた場所、生年月日など、一羽ずつの情報を知ることもできます。タンチョウの顔をした板を回すと、フェンスに邪魔されず写真撮影ができるようになっています。受付では手作りのパンフレットも頂け、タンチョウについての知識も深まる貴重な施設です。
【13:30】「釧路和商市場」で海鮮ランチ
タンチョウ見学を終えたあとは車で約30分移動し、ちょっと遅めのランチです。釧路和商(わしょう)市場では、「勝手丼」と呼ばれる海鮮丼が人気を集めます。自分が好きなネタを好きなだけ選び、ご飯にのせてもらうというオーダーメイド式の丼ぶりです。
ネタ選びには迷いますが、北海道産、釧路産など産地が明確に書かれていましたので、筆者はそれを基準に決めました。金額はネタによって変化しますが、8種類程度のネタをのせて、2,000円弱でした(事前に印刷しておいたクーポン券を利用)。刺身が新鮮で、これだけでも釧路へ来てよかった!と感じられるでしょう。
【15:00】釧路湿原国立公園・細岡展望台
ランチ後は車で約40分移動し、釧路湿原を見学します。特に細岡展望台からは、雄大な湿原の様子を見ることができます。展望台までは、駐車場から徒歩約10分歩いて到着です。整備されている道のため、歩きやすいです。
展望台の眼下には、ヨシ・スゲ湿原、ミズゴケ湿原、ハンノキ林、釧路川が広がります。遠方に連なるのは阿寒の山々だそう。釧路を訪ねたら一度は見たい絶景ポイントです。巨大なフキも至るところに生えていて、それにも驚かされます。