定番中の定番「モノポリー」

やはり定番の「モノポリー」にも触れておかなければなるまい。

これは英語で「独占」を意味する言葉で、ゲーム内容は資産を増やす点では「キャッシュフローゲーム」に通じるように思えるが、最終的には他のプレイヤーをすべて破産させることを目的としている。他のプレイヤーを破産させるためには、早い段階で手持ちの資金を資産に投資しなくてはならない。その方法は土地の買収と家の増築になる。

「モノポリー」では買収した土地に他プレイヤーが入ると宿泊代をもらうことができる。家を増築するとホテルを建てることができ、そのマスの宿泊代が高額になるのだ。そのためできるだけ早く土地を独占しホテルを建設できたプレイヤーが有利になる。

しかし建設するには必ず他のプレイヤーの持つ土地が必要になり、土地の買収交渉が行われる。ただお金にものを言わせた交渉も通用しないこともあり、現実世界のシビアな面を見ることができるゲームなのだ。「資産を増やすための投資の大切さ」や「給与を資産購入に使用する重要性」、「お金に関する交渉力」を学ぶことができる。

その他にも多数

この他にも、ホテルチェーンに投資して資産を増やしていく「アクワイヤ」や、トレーダーとなり乱高下する先物取引をし資産を増やす「大勝負(Hab & Gut)」などがあり、これらも面白味と実技を兼ね備えたボードゲームだ。また、かつて日本で一世を風靡した「人生ゲーム」も就職や結婚など疑似人生を送れることから、一つのお金の出入りを学べるゲームだと言えるだろう。

現実はゲームのように甘くはないし、やり直しもきかないことがほとんどだ。しかし、資本主義の世界で生き抜くためのお金の流れを学ぶことができ現状を振り返るには、これらボードゲームの仕組みはとても便利である。様々なタイプの人とゲームを楽しんでみてはどうだろうか。

文・ZUU online 編集部/ZUU online

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