施術後の鎮静パックは、クリニックによって様々

「ダーマペン施術後には、鎮静パックをするのが基本的な流れです。使用する薬剤は、ビタミンやヒアルロン酸など、クリニックによって違いますが、当クリニックでは、乳歯の歯髄から作った『ヒト幹細胞培養上清液』を使っています」

指原莉乃も体験、毛穴が消える!?と噂の施術「ダーマペン」を受けてみた
(画像=『女子SPA!』より引用)

 ヒト幹細胞培養(上清液)という言葉も美容の場で耳にすることが増えましたが、人の細胞を肌に塗るってことですか…?

「いえ、ヒト幹細胞培養液には、ヒトの細胞自体は含まれていません。培養液というのは、ヒトから採取した幹細胞を培養した際の上澄み液です。細胞は入っていませんが、細胞を活性化させる成長因子が豊富に含まれています。

この成長因子は自分の眠っている細胞を活性化させてくれるため、肌のターンオーバーが促進されるんです。まだ研究中なので、ヒト幹細胞の真の力は未知数ですが、実際に認知症などの治療にも使われ始めているんです。

ダーマペンの施術後は、肌に穴が空いている状態なので、ヒト幹細胞培養液が皮膚のより深部(真皮層)まで浸透します。ふだんの肌に化粧品などで塗るよりも、高い効果が期待できるわけです」

 ダーマペンの機械自体は同じでも、その後のケアにはクリニックによって違いがあるんですね。また、同じ「ヒト幹細胞培養液」でも、脂肪由来や植物由来など種類があり、濃度も違ったりするそうです。

いよいよ体験。施術の流れや気になる痛みは?

 一通り、ダーマペンについて学んだところで、ついに施術を受けることに(緊張)。

 まずはカウンセリングから。体調のチェックや、施術の流れの説明を受けます。気になるダウンタイムについても聞きました。24時間後からはメイクをしてもいいそうですが、とはいえ赤みや皮むけがあります。そして肌が敏感な状態になっているため、触るのはNG。また紫外線も避けた方がいいそうです。

指原莉乃も体験、毛穴が消える!?と噂の施術「ダーマペン」を受けてみた
(画像=『女子SPA!』より引用)

 次は麻酔です。っていうか麻酔するのか…。肌に針ですもんね。エステではやらないやつ。施術台に寝て、クリーム状の麻酔を顔に塗ってもらい、15分ほど置きます。

 顔が動きにくくなる初体験。麻酔がきいたらいよいよ施術スタートです。