イノベーションを起こす企業を支援し、経済成長もたらす仕掛け人

VCが投資を行なう理由は、大きな利益が得られる可能性があるからだ。1996年、アメリカのセコイア・キャピタルとクライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズというVCは、Googleに2500万ドルを投資した。その5年後のGoogleの株式公開によって、2社がもつGoogleの株価は30億ドルにまでふくれあがった。

しかし、このようにハッピーエンドに終わる物語は、そうそうあるわけではない。新しい市場の創造や新製品の開発に挑戦するベンチャー企業は、倒産のリスクもまた高い。シリコンバレーの出資成功率を調べると、出資額を割る結果となった企業は全体の6割にも上ると言う。ましてや上場までたどり着くベンチャー企業は、わずか数パーセントしかない。

とは言え、資本主義経済下にあって、投資は欠くべからざるものである。経済成長を促すエンジンはイノベーションだ。革新をもたらす起業こそが経済を支え、社会を活性化する。起業に不可欠な資金を投資するVCは、経済成長の源泉を支える仕掛け人であるとも言える。

文・ZUU online 編集部/ZUU online

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