お寺の境内から海をみる!まさに鎌倉ならではの絶景の楽しみ方ですね。鎌倉には100を超えるお寺があると言われていますが、なかには海を望む絶景を楽しめるお寺がいくつかあります。今回の記事では、そんなお寺の中からピックアップしてご紹介。日本の情緒を感じるお寺を散策しながら海も楽しめるなんて、これぞまさに一石二鳥。どこのお寺に行こうか迷った際にはぜひ、海の見えるお寺へ行ってみてはいかがでしょうか?
長谷寺
江ノ電「長谷駅」より歩いて5分。長谷エリアでは鎌倉の大仏と並んで有名な観光スポットである長谷寺は、初夏にはあじさい、秋には紅葉が楽しめるとして人気ですが、その他の季節に訪れても、じゅうぶんに観光を満喫できるお寺です。まず観音堂に安置されているご本尊の十一面観音菩薩は、高さ9.18mをほこる日本最大級の木彫仏。そして大黒堂には、さわるとご利益があると言われる「さわり大黒天」。境内の3ヶ所に良縁地蔵が隠れていて、これら3つをすべて見つけると良縁に恵まれるというお地蔵様もいます。
この他にも見どころはたくさんありますが、長谷寺といえばやはり、境内からの眺望のよさがとても有名です。境内には「見晴台」とよばれるスポットがあり、長谷の街並、そして相模湾を見渡します。「見晴台」の近くには「海光庵」という食事処もあるので、海を見ながらのお食事やお茶もできますよ。また「眺望散策路」の上段からも海を一望します。
妙法寺
鎌倉駅から歩いて15分ほど。鎌倉の観光スポットとして必ず名前があがるほどメジャーなお寺ではありませんが、境内には見事な苔の石段があり、「苔の寺」として親しまれています。自然が豊かなこのお寺には、じつは海が見えるスポットがあります。といっても長谷寺のように展望用に整えられたスポットがあるわけではありません。
苔の石段の隣にある階段をのぼると法華堂があり、さらに階段をのぼっていくと「大塔宮護良親王の墓」にたどりつきます。ここが、相模湾を見渡すスポットです。しかしここまでたどり着くには少々足場が悪いため、必ず歩きやすい靴で訪れてください。目の前に広がる相模湾をみた瞬間、秘密の絶景スポットを見つけたような、そんな気分になることでしょう。