北海道旅行者の約80%が利用する、まさに北海道の空の玄関口という呼び名にふさわしい新千歳空港。札幌市内からJRで約40分の距離に位置する千歳市にあります。2012年(平成24年)3月の全面リニューアルにともない、他の空港にはあまり見られない「楽しめる施設」が新設。様々な施設や展示物、店舗が所狭しと並んでおり、千歳市近郊からも多くの人が訪れるアミューズメントパークになっています。今回は、その中から8つの見どころをご紹介したいと思います。
1.エアポートヒストリーミュージアム
国内線ターミナルビル3Fには、フードコートを挟んで両側に、「飛行機」と「新千歳空港の歴史」をテーマにした展示があります。普段、旅の足として利用している飛行機と空港の知識を深めてみるのに最適です。
まず、フードコートの右側にある「エアポートヒストリーミュージアム」では、文字通り空港の航路、施設及び乗客数の拡大などの変遷を分かりやすくパネルで紹介。歴代の飛行機のミニチュアモデルや、キャビンアテンダントの歴代の制服も展示しています。
壁一面に新千歳空港の変遷が書かれており、これからさらにどういう進化を遂げていくのか、夢が広がります。
キャビンアテンダントの歴代制服やイベントグッズの展示。特にキャビンアテンダントの制服は、年代別に並んでいるので流行の推移がよくわかります。
2.大空ミュージアム
フードコートの左側にある「大空ミュージアム」は、空港や航空機について身近に感じられるような体験型施設になっています。
パイロットやキャビンアテンダントの制服を着て記念撮影をしたり、実物大のタイヤに触れたりすることができます。
また、飛行機のミニチュアモデルの展示から、飛行機の歴史を学ぶこともできるようになっています。
タイヤの横に、身長155cmの筆者が立ってみました。巨大です。
そして、壁には実物大ジェットエンジンの写真パネルがあり、見る者を圧倒します。翼の下にちょこんと付いているだけのように見えても、実はこんなに巨大なのです!
空港で預けられたキャリーバッグは、カーゴコンテナに格納されて運ばれます。ここでは、実物のカーゴコンテナ内を見ることができます。
飛行機ファン必見!レオナルド・ダ・ヴィンチの素描「空を飛ぶ機械」の模型や、千歳着陸第一号の「北海一号機」のほか、歴史的な飛行機のミニチュアモデルが多数展示してあります。
整備士など空港のお仕事体験ゾーンでは、実際に使用している道具を音声付きの映像で見ることができます。
そのほか、ブロックなどが置いてある「キッズコーナー」、パイロットやキャビンアテンダントに変身できる「チビッコ制服体験」コーナー、航空ファン必見のお土産コーナーも充実しています。
そして壁一面に広がる窓からは、飛行機の離着陸を見ることができます。運が良ければスターウォーズなどの期間限定ペイント飛行機を間近で見られるかもしれません♪