新郎新婦がこの偶然をすごく喜んでくれた
2人は結婚前披露宴の後、場所を移して行われた結婚式の二次会には、社長や専務など会社のおエラ方は参加しませんでしたが、女性社員たちや彼の友人たちは全員出席。そこで新郎新婦も2人の話を聞き、「そんな偶然ってあるんだ!」と食いついてきたそうです。
「この日の主役が私たちの話を知って、すごく喜んでくれました。特に先輩(新婦)はこういう偶然のシチュエーションに弱い人で『これは運命よね』って結婚をあおってくるし、ほかの人たちからも『次は君たちの番だ!』ってはやし立てられたのは少し面倒でしたけど(苦笑)。でも、こういうおめでたい席にふさわしいネタを提供できたので、ある意味一番の余興になったんじゃないかなと思います」
2人は結婚前提の交際でこの時点は正式に婚約はしていなかったものの、実家には双方挨拶済み。結婚に向けた話し合いも始まっていたのでよかったですが、「もし別れていたらかなり気まずいことになっていた」と言います。
「ダンナも一緒にいるのが私の会社の人間だと知って、急に緊張した様子で『怜美さんとお付き合いさせていただいている……』って社長に挨拶するし、ヘンな空気になっていました。社長が『私は高山さんの父親じゃないんだし、かしこまって挨拶しないでくれよ~』っておどけた様子で返してくれたおかげで場が一気に和みましたけどね」
気がつけば彼の友人たちも輪に加わり、同僚女性社員たちと親し気に会話をしていたそうです。
【こちらの記事も読まれています】