始めるのは簡単でも、継続することこそが難しい。今回は継続することが力になると証明してくれた3人のチャレンジエピソードを紹介! 3ヶ月あればこう変わる。ぜひあなたも今日から3ヶ月、まずは継続することから始めてみませんか?
「新しいことを始めたい」と思っている人は多くても、それを行動に移して、計画的な継続を行うのは案外難しいもの。長期的すぎる目標ほど自信がなくなってしまうこともあります。
そこで、今回は【3ヶ月】という期間を設定し、チャレンジした3人のエピソードを紹介します。
OLから料理研究家に転身! 【中井かなさんの場合】
転身しようと思ったきっかけは?
もともと料理やお花、テーブルコーディネートに興味があり、習い事として資格を取ったりして楽しんでいました。仕事とすることに憧れはありましたが、なかなか転職までは思いきれず、漠然とした気持ちを持っていました。
結婚してOLを辞めて少しした頃に某料理家さんとの素敵なご縁でアシスタントをさせていただくことになったのが食に関する仕事の始まりです。
かなり有名な料理家さんなので、普通はもっと料理を本格的に勉強していたり、長年修行をしているような方だけがアシスタントになれるのでは? と思っていましたが、本当に何も経験のない私をアシスタントとして受け入れてくださり、今考えるというとラッキーというか、奇跡のような出来事だったと思います。現在はオリジナルのレシピを考案したり、お料理教室を開催したりしています。
本格的に料理研究家のスクールに通ったのでしょうか?
Nadiaというレシピサイトを運営する株式会社オーシャンズが同じく運営する学校で、Nadia Artist Academyを1期生として卒業しました。
普通のお料理教室にもたくさん通いましたが、簡単に言うとこちらの学校は料理研究家育成の学校です。料理を習うというよりは、レシピの書き方や写真、企業のレシピ開発をワークショップ形式で実践したりといった授業内容でした。
スクールに通っているときのスケジュールは?
学校は週に1日だったので、その日のスケジュールは
11時~13時まで学校
13時~復習をしながら近くでランチ
15時~主人と合流してお茶をしたり、家に帰って夕飯の支度
という感じでした。ほかの日は基本的に学校の課題をやったり、他のお仕事や家事をしたりが多かったです。
モチベーションを保つための秘訣は?
同じように、フリーランスで頑張っている友達に会ったり、ちょっと背伸びしてホテルのラウンジや素敵なレストランなど、好きな場所に行くことで「またここに来るために頑張ろう!」という気持ちになることです。
思い切って転身してよかった! と思ったことは?
自分の夢や目標に向かっていくという生きがいを感じられること、自分のペースで仕事ができること、私の場合は料理の仕事なので、家族も喜んでくれることが含まれます。あとは、OL時代に出会うことがなかったような人脈、世界に触れることができることです。
ワーキングホリデーに参加で語学力アップ! 【宮本 真理子さんの場合】
ワーキングホリデーに参加しようと思ったきっかけは?
就活中、面接を進めて行くうちに、「このまま就職してしまっていいのか?」「若い今だからこそ出来る事はまだたくさんあるんじゃないか?」と思った事がきっかけです。
私がその時希望していた職種は英語ができて当たり前の人ばかりだったので、海外に飛び込んでみたい! という気持ちが強くなり、ワーホリに参加する事にしました。
日本との違いで驚いたことは?
チップの文化には最初とまどいましたが、実際に働く事でチップの存在価値を実感しました。週にチップだけで200〜300ドル貰えるのはありがたかったです。
また、メトロカードを買うと地下鉄・バス・ストリートカーの全てに乗り放題なのは、とても驚きましたが便利でした。休みの日は気の赴くままに乗り継いで遊びに行ったりしてました。
現状でどれくらいの語学力が身に付きましたか?
正式な試験を受けてないのでなんとも言えないのですが、TOEICだとワーホリ前は400点前後だったのが帰国当初は800点弱になっていました。
帰国後は外資系企業に就職し、福岡なので数は少ないですが外資との取引を担当していました。担当者は外国の方がメインでした。(現在は育休中です)
心が折れそうになったとき、モチベーションを取り戻すためにしたことはある?
昼間っから友達とパブで飲む!笑
トロントは多国籍料理が楽しめる都市でもあるので、食べ歩きも良くしていました。
語学学校でメキシカン・ブラジリアン・コリアンの仲良しグループがあったのですが、3人にはたくさん話を聞いてもらっていました。みんなが帰国してしまってからはバイト先のカナディアンが良く飲みに誘ってくれて、すごく落ち込むという事はほとんど無かったです。
3ヶ月という期間で、成果を実感したことは?
渡航してから最初の3ヶ月で語学力・コミュニケーション能力ともに大きな変化がありました。当時は全く英語が話せず、文法も分からない状態でトロントへ単身で飛び立ったので、まずは本気で英語に向き合うため、母国語一切禁止ルールを厳守しました。
家族にもそれを伝え、連絡は緊急時以外取れないようにしていました。もちろん授業で引く辞書も英英辞書。分からない単語はわかるまで英語で理解しました。
元々明るい性格ではありますが、自分の英語に自信がついたのもあり、様々な国の友人が増え、各国の言語だけでなく歴史や考え方などまで理解を深めることができました。その後カナディアンの経営するマタニティ衣料店とカフェと掛け持ちで働き、更に英語力を伸ばすことができたのも、最初の3ヶ月の努力があったからだと確信しています。
ワーキングホリデーに参加してよかったことは?
挙げるとキリがありませんが、、今でも世界中に人との繋がりがあるので、旅行に行く時は現地の友達に案内してもらえること! ディープな旅ができます。ワーホリ中も、スペインを車で横断したり、メキシコのローカル店の食べ歩きなど1人ではできない楽しみ方ができました。
他にも世界情勢に目が向くようになり、視野が広がったと実感しました。
取材協力:一般社団法人 日本ワーキング・ホリデー協会