シンプルに自分のために生きる人になろう

自分のために生きるという言葉に、どこか傍若無人や自己中心的なイメージなどが持たれやすいようです。

しかし、生き方や人生においての考え方や見方を変えることで気持ちを楽にできるという解釈から「自分のために生きる」ことがクローズアップされています。

今はまだ自分軸での生き方ができない時期かもしれませんが、いつかは自由になりませんか。そのときのための簡単なヒントを紹介します。

人生を豊かに、そして幸せなものにするためには、「自分のために生きる」覚悟が大切ですよ。

自分のために生きる人の特徴

誰かのためではなく、自分のために生きる方法。満足できる人生を歩むためのヒント
(画像=unsplash.com Folkより引用)

自分のために生きることを実践すると、前向きな気持ちが持てるようになります。

しかし、自分のために生きるとはどんなことを指しているのだろう?と疑問に思う人もいるかもしれませんね。

自分のために生きるという言葉は若干抽象的なので、伝わりにくいうえ、「自分本位」と誤解されることもあるからです。

もちろん自分のために生きるという意味合いは「自分本位」や「傍若無人」とは全く異なる言葉です。どういった生き方や人生論を持っているのか、知っておくとよいでしょう。

自分自身を尊重できる人

自分自身を大切にし尊重できる人は、自分のために生きるという特徴があります。「ご自愛」とも言われる事柄です。

ここでいう「ご自愛」とは、例えば介護や仕事、子育てで自己犠牲を払うことが多い人が「頑張っている自分は偉い」と自分をいたわったり、「私は誰かに従える存在ではなく、人生において対等な存在である」ことを主張できることを指しています。

自分にご褒美を出すなど甘やかすことではなく、自分の扱いを丁寧にできる人なら、自分のために生きることを実践できるでしょう。

周りの人の意見に翻弄されない人

自分のために生きる人の特徴として、うわさ話やメディアなどに振り回されることはありません。

友達同士のいがみ合いに巻き込まれたり、夫の意見がなければ動けないという人は、自分のために生きることができないでしょう。また群れに入ることを嫌い、グループの中で守られることも苦手とします。

自分のために生きる人は、自分で解決できる力を持ち、誰かに依存することもありません。他人の生き方に振り回された挙句、自分の生き方や人生を否定することはナンセンスですよ。

自分の人生の決定権を持っている人

自分が人生のターニングポイントに立たされた場合、パートナーや家族に相談することはせず、自分が決めた通りにコマを進める人は、自分のために生きることを実践できている特徴的な人といえます。

他人の意見で自分のやりたいことを否定してしまう人は、先に記した「ご自愛」の観点からも外れてしまいます。

ただし、わがままにふるまえという意味ではありません。自分のやりたいことを明確にし、失敗しても人生の失敗としては軽微なので、リカバリできる度量を持っている人ともいえるでしょう。

豊かさや幸福度が高い人

自分のために生きることを実践していれば、豊かさや幸福度が高まり、毎日が充実していきます。

自分のために生きることができる人の特徴的な考え方として、「他人が私を振り回す」のではなく、「私は他人に奉仕できる」と置き換えられるようです。

前者は残念な表現ですが、後者は充実感や豊かさが伝わるでしょう。子育てや仕事、介護なども受け止めが違えば、人生における生き方も大きく変わっていきます。

こういった考え方の違いが、自分のために生きる人とそうでない人の相違点となります。

地に足をつけてしっかりと生きている人

誰かの意見に振り回されたり、「自分を高めるため」とはいいながら高額なセミナー受講をしても無駄だったという人は、どこかふわふわした生き方をしています。

他人の意見に振り回されてしまい、自分を見失っている可能性も否めません。人生において地に足をつけてしっかりとした生き方をしている人は、自分のために生きているといえます。

もちろん誰かを支えたり支えられたりしながら、自分自身の個を大切にした生き方をしているのが特徴的です。

自分のために生きるメリット

誰かのためではなく、自分のために生きる方法。満足できる人生を歩むためのヒント
(画像=unsplash.com Folkより引用)

なぜ「自分のために生きる」ことがいいの?誰かのために生きることや、誰かに依存して生きることはダメなの?と疑問に思う人もいるかもしれません。

もちろんそれも、その人にとって最善の生き方なのだからいいでしょう。でも生きがいにしている誰かや、依存している誰かがいなくなったときに、その人に残されるものは何もないのです。

だからこそ、自分のために生きることを選び、自分の人生に何かを残せるようにしていきましょう。

メリットを知ることで、新しい人生の生き方に興味を持ってください。

自分の人生の道しるべを決められる

自分の人生を誰かに否定される、決定権は自分にないということは「ご自愛」とは言えませんし、自分のために生きることもできません。

人生において、こんな生き方をしたいなど自分の人生を道しるべを決める方法が身につくメリットが得られます。

仕事面などでも昇進したいと思えばキャリアを磨くなど、自分が進むべき道筋を設定しまっすぐに進むことができるでしょう。

自分の人生は誰にも邪魔されない!という強い信念を持ち、決定権を誰かに委ねないことも大切です。

周りの人と対等に過ごせるようになる

自分のために生きることを実践すると、例えば「パートナー>私」というような主従の関係を打破し、周りの人と自分が対等の関係でいられるメリットが生まれます。

主従の世界で生きている人が得意とする、マウンティングだらけの勝ち負けで自分の強さをアピールする必要はなく、フラットな付き合いが可能です。

もちろん、付き合いに翻弄されることもなくなるでしょう。パートナーとも良好な関係を築けるようになりますし、なかにはパートナーとの主従関係を抜け出すために離婚を決意することもあるようです。

自分の将来のビジョンが明確化する

自分のために生きることを実践すると、自分らしくいるために「今、自分がある場所」と「これからの人生をどうしたいか」が明確になっていきます。

さらに自分の生活を高めるために、「今、自分はどうすべきか」から「これからの人生を作るために自分はどう動くべきか」などだんだんとシステマチックに思考がシフトチェンジするのもメリットにつながるでしょう。

自分の頭の中で、どんどん面白いほど明確化していくので、簡単に行動に移せるようになるでしょう。

仕事でキャリアアップするために転職を決めるなど、思い切った行動ができるのが「自分のために生きる」ことの神髄です。

毎日が充実し楽しい!と感じられる

自分で考え決めたことに対して、自分で行動に移すのが「自分のために生きる」ことの本質です。自分が思い描いたことがどんどん叶っていくと、毎日が充実し楽しい!と感じられるようになります。

ここでわがままなふるまいに移らないよう、気を引き締めていかなければいけません。

もちろん、家族や子供のために生きることに充実感を得ているのであれば、それも「自分のために生きる」ことにつながりますよ。要は、自分にとってプラスになる人生を送れているか否かが大切です。

一人でも生きていけるようになる

自分のために生きることは、身近な人に依存しないことや、他人に決定権をゆだねないことなどがあげられます。自分で未来を切り開く方法が身につくことで、一人でもしっかりと地に足をつけて生きていけるでしょう。

ママ友や職場派閥からの決別や、シングルマザーへの決断というように、少し思い切ったこともできるような瞬発力も得られます。

【自分のために生きる=自分の幸福度を下げるものは排除する】という人生の生き方も必要です。