山形に伝わる郷土料理をくわしく解説!山形へ旅行に行ったら一度は食べてみたい、名物の食べ物・料理をまとめてご紹介します。旅行ツウのトラベルライターおすすめのお店情報もお見逃しなく!

【1】玉こんにゃく

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(画像=PIXTA 玉こんにゃく、トリップノートより引用)

玉こんと呼ばれ親しまれている山形県民のソウルフード。イベントや観光地などでよく販売されており、名前の通り玉状のこんにゃく3つが串に刺した状態で売られています。

もともと山形県にこんにゃくを広めたのは、観光名所としても有名な「立石寺(山寺)」を開山した慈覚大師とされています。現在でも立石寺のまわりでは玉こんにゃくを販売するお店が多くあり、立石寺の長い階段をのぼる前に精をつける「力こんにゃく」として人気です。

玉こんにゃくのおすすめ店 丹野こんにゃく番所(上山市)

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(画像=commons.wikimedia.org photo By contri CC BY-SA 2.0 from Wikimedia Commons、トリップノートより引用)

ガイドブックでもよく紹介される有名店。こんにゃくを使った本格的な懐石料理をいただけるお店ですが、売店では玉こんにゃくをはじめ、味噌こんにゃく、焼き鳥こんにゃく、醤油餅こんにゃくなど、手軽に味わえる様々なこんにゃく料理を販売しています。また、さまざまな味のこんにゃくソフトクリームも味わえます。

【2】山形のだし

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(画像=PIXTA 山形のだし、トリップノートより引用)

現在では山形県以外のスーパーやコンビニでも販売されているのを見かける「山形のだし」。牛丼チェーンでも、牛丼に「山形のだし」を乗せたメニューも販売されていました。

「山形のだし」は夏野菜や香味野菜を細かく刻んで味付けした郷土料理で、ごはんや冷奴に乗せたり、そうめんのつゆに薬味として入れるなど、さまざまにアレンジして味わえます。基本の野菜はきゅうりとナスで、醤油などで味付けをしますが、家庭やレストランによって具材も味もさまざまに異なるのが特徴です。

【3】納豆汁

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(画像=PIXTA 納豆汁、トリップノートより引用)

山形県の寒い冬に食べられている郷土料理です。簡単に言うと味噌汁に納豆を入れたもので、納豆のつぶが見えなくなるまですり鉢ですりつぶすのが特徴。納豆のほか豆腐や油揚げ、こんにゃく、野菜などたくさんの具材を入れ、1月7日に七草粥の代わりに納豆汁を食べる風習があります。納豆のとろみで冷めにくいため、体をあたためる汁ものとして家庭で作られてきました。

【4】芋煮

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(画像=PIXTA 芋煮、トリップノートより引用)

山形県の秋を代表する味覚。9月から10月にかけて、河原に鍋や材料をもちこんで、仲間内で「芋煮会」を行う光景は、秋の風物詩となっています。基本的な具材は、里芋をはじめ、ごぼうやこんにゃく、牛肉、ねぎですが、地域によって具材も味付けも異なります。芋煮の時期には飲食店でも芋煮が出されたり、お土産にレトルトの芋煮が販売されるなど、山形県を代表する郷土料理として全国的に知られています。

芋煮のおすすめ店 日本一の芋煮会フェスティバル(山形市)

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

平成元年より始まったイベント「日本一の芋煮会フェスティバル」。毎年9月に、馬見ヶ崎河川敷を舞台に開催されます。直径6m、重さ3tの大鍋で、約3万食もの芋煮が煮込まれる、まさに日本一の芋煮会。砂糖以外はすべて山形県産を使うというこだわりで、山形の味覚がつまった芋煮がいただけます。

【5】冷やしラーメン

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(画像=PIXTA 冷やしらーめん、トリップノートより引用)

山形県のご当地グルメとして知られている「冷やしラーメン」。冷やし中華のスープありバージョンというわけではなく、温かい醤油ラーメンを冷たくしたものです。スープはもちろん麺も冷たく、お店によっては氷を入れて提供されます。暑い夏だけではなく冬でもいただくことができるラーメンで、お土産用の「冷やしラーメン」も販売されるほど人気です。

冷やしラーメンのおすすめ店 栄屋本店(山形市)

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(画像=tripnote.jp 冷しラーメン(税込810円)、トリップノートより引用)

栄屋本店は冷やしラーメン発祥のお店。「そばの冷たいのはあるのに、中華そばの冷たいのは作れないのか」とのお客さまの言葉に応えるように一年をかけて研究をし、昭和27年にメニューとして誕生した”冷やしラーメン”は、コクがあるのにさっぱりとした味わいです。

【6】赤湯からみそラーメン

山形県で人気のご当地ラーメン「赤湯からみそラーメン」。味噌ラーメンに真っ赤な辛味噌をトッピングした料理です。辛いものがそれほど得意ではない方でも食べられるように、辛味噌はスープに混ぜるのではなくラーメンの上に置かれています。

赤湯からみそラーメンのおすすめ店 龍上海赤湯本店(南陽市)

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(画像=PIXTA 赤湯からみそらーめん、トリップノートより引用)

赤湯からみそラーメンを考案したのが、南陽市にある「龍上海」です。売れ残ったスープを自宅へ持ち帰り味噌汁にしていましたが、息子さんがその味噌汁に麺を入れたことがキッカケとなって、試行錯誤の末に誕生しました。

人気No.1の看板ラーメンはやっぱり「赤湯からみそラーメン」。辛味噌の辛味とスープの旨味がなんとも言えない絶妙なハーモニーで、クセになる味わいです。自家製にこだわったモチモチの麺はスープとの相性もよく、全国からファンが訪れる人気店です。

【7】ひっぱりうどん

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(画像=PIXTA ひっぱりうどん、トリップノートより引用)

村山地方が発祥と言われる郷土料理。寒い冬に身体が温まるよう、ゆで上がったうどんを鍋や釜からそのままひっぱって、各々の器に入れて食べるスタイルのことを言います。タレには醤油、納豆、サバ缶、卵黄、そして薬味はネギなどをトッピングしていただきますが、この納豆とサバ缶のコンビネーションが絶妙!家庭によってさまざまにアレンジして楽しまれているメニューです。

【8】鳥中華

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(画像=photo-ac.com 冷たい鳥中華、トリップノートより引用)

山形県のご当地ラーメンのひとつ「鳥中華」。発祥は山形県天童市にある「手打 水車生そば」と言われており、蕎麦屋のラーメンとして知られています。もともとはお店のまかないだったもので、蕎麦つゆに使われる和風だしのスープに中華麺を入れたもの。トッピングは鶏肉や天かす、ネギ、海苔が一般的です。「冷たい鳥中華」を提供するお店も存在します。

鳥中華のおすすめ店 手打 水車生そば(天童市)

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(画像=tripnote.jp、トリップノートより引用)

鳥中華発祥のお店として知られる「手打 水車生そば」は、文久元年創業のそば店。大きな水車が目印の店で、店内に入ると、右手で店主が蕎麦をうっている様子が見られます。江戸時代から使用し続けている器具で実の選別を行い、水車の石臼でそばの実を挽いているそう。

メニューには「元祖鳥中華」と書かれており、蕎麦つゆベースの優しい味わいの鳥中華がいただけます。

【9】冷たい肉そば

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(画像=PIXTA 冷たい肉そば、トリップノートより引用)

山形県河北町の名物料理で、河北町では約20店舗で「冷たい肉そば」を提供しています。「冷たい肉そば」は一年を通して提供されており、河北町のお蕎麦屋さんでは冬でも「温かい肉そば」より「冷たい肉そば」を注文するお客さんが多いのだそう。スープは常温から冷えたものまで存在しますが、原点となる河北町では常温が好まれています。そして具材は鶏肉のチャーシューとネギが一般的です。

冷たい肉そばのおすすめ店 白鳥十郎そば本舗(河北町)

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(画像=photo-ac.com、トリップノートより引用)

河北町にある蕎麦の名店のひとつ「白鳥十郎そば本舗」。他のお蕎麦屋さんと比べてメニューのラインナップが幅広いことで知られています。「冷たい肉そば」単品もおすすめですが、こちらのお店では「冷たい肉そば」にミニソースかつ丼がついた「谷地名物セット」が人気です。またお餅も名物で、人気No.1のなっとうもちの他、あんこ、ごま、きなこなどがあります。