緩和ケアの中で私たち飼い主にできることとは?

「闘病中、大変だと思ったことは何ひとつありませんでした。しいて言うなら、どんな状態でも可愛かったので、仕事に行く前は離れたくなくて辛かった」

 そう語るみったまりおさんは共に過ごした11年間を、夢みたいな時間だったと思っています。

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愛猫が23歳でガンに。もう声も出せない子が「ニャッ」と返事してくれた日
(画像=『女子SPA!』より引用)

「本当に“かわいいちゃん”でした。尻ポンをおねだりする顔も撫でるとブニャッと鳴く声も、カリカリを一粒ずつ噛む音も、もわっと匂うおケツも、体の割に太くて長いシッポも、3kgちょっとの軽くて暖かくてお日さまの香りがする体も、全部全部かわいいしかなかったです」

 そして、してあげられることが少ない緩和ケア中のもどかしさを知ったからこそ、同じような思いをしている飼い主さんにはこんなメッセージを贈っています。

「何をしてもしなくても、きっと後悔してしまうと思うので、それならば、そのときにしてあげたいと思うことがあったら、してみてください。してあげれば良かった……と後悔するより、あれができて良かった、これができて良かったと思える未来のほうが、自分の気持ちが、ちょっぴり救われると思います」

 11年間、共に生きてきたかけがえのない存在のめすねこすちゃん。彼女はこれからも、みったまりおさんの中で永遠に生き続けていきます。

<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

提供・女子SPA!



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