色鮮やかで、くちどけなめらか。喉にすべり落ちるひんやりとした感覚。夏こそ食べたいのがゼリーです。『やわらか とろける いとしのゼリー』には、簡単に作れて見目麗しいゼリーがいっぱい。

やわらか、とろける〜「メロンゼリー」「マンゴープリン」のつくり方
(画像=『女子SPA!』より引用)

 著者でお菓子研究家、日本茶インストラクターの本間節子さんが大切にしたのは、「やわらかさとみずみずしさ」。スプーンですくって一口食べれば、もう至福。フルーツやミルクを使ったメニューも豊富なので、栄養面でも満点なのです。

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ほろほろふわふわ、ゼリーの秘密

 ゼリーの魅力は、なんといっても絶妙な舌触り。あのぷるんとした弾力の秘密は、3つの材料にあります。ゼラチン、アガー、寒天です。ゼラチンと寒天はポピュラーですが、アガーは聞き慣れないかもしれません。本書から、それぞれ基本をまとめてみました。

やわらか、とろける〜「メロンゼリー」「マンゴープリン」のつくり方
(画像=『女子SPA!』より引用)

ゼラチン……牛や豚の骨や皮に含まれるコラーゲンが原料。体温で溶けるので口どけがよく、弾力のある食感になる。15度以下で固まり、固まった後も常温で溶ける。

アガー……海藻やマメ科の種子から抽出する多糖類が原料。仕上がりの透明度が高く、無味無臭。常温で固まるので、冷やし始めてからは手早い作業が必要。

寒天……てんぐさなどの海藻から抽出した多糖類が原料。ゼラチンやアガーとくらべて最も凝固力が強く、常温で固まる。粘りや弾力はなく、ほろっとくずれるような口あたり。

 いかがですか。3種は似て非なるもの、本書ではそれぞれの特徴を生かしたレシピを考案しています。

大人買いした果物はゼリーで活用

 メロンにマンゴー、スイカ。カットしたフルーツも売っていますが、どうせなら1個買いしたい。でも余らせたらもったいない。スーパーで躊躇しているあなた、ゼリーにすれば一挙解決。まずは贈答品にも多いメロンから。いつもと違った奥深い味わいも楽しめますよ。