宮城に伝わる郷土料理をくわしく解説!宮城へ旅行に行ったら一度は食べてみたい、名物の食べ物・料理をまとめてご紹介します。旅行ツウのトラベルライターおすすめのお店情報もお見逃しなく!

【1】牛タン

【宮城】郷土料理のおすすめ16選!宮城名物の食べ物特集
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

仙台の大人気ご当地グルメ「牛タン」。故・佐野啓四郎氏が東京で料理の修業をしていた時に、フランス人シェフから牛タンという部位を紹介されました。それをきっかけに、佐野氏が仙台市に牛タン焼きの専門店を開いたことが始まりと言われています。

仙台の牛タンは、分厚くカットした牛タンを炭火で香ばしく焼き、青南蛮(唐辛子)の味噌漬けや麦飯、テールスープなどと一緒に定食スタイルで供されるのが一般的です。

牛タンのおすすめ店①:味太助(仙台市)

【宮城】郷土料理のおすすめ16選!宮城名物の食べ物特集
(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

仙台を代表する繫華街・国分町にある牛たん発祥のお店「味太助 本店」。上記で紹介した佐野啓四郎氏が昭和23年に開いたお店です。ボリュームたっぷりの牛タンと南蛮味噌で漬けた漬物に麦めしの相性は抜群で、箸が止まらなくなるほどのおいしさ。ネギがたっぷり入ったテールスープもあっさりとしていて絶品ですよ!

牛タンのおすすめ店②:牛たんの一仙(仙台市)

仙台に数ある牛タン店の中でも、こちらはフレンチ出身のシェフが生み出す創作牛タン料理が揃う人気店。定番の「牛たん定食」はもちろんのこと、何日もかけて煮込んだデミグラスソースの「牛たんシチュー」や、1本から2、3枚しかとれない牛たんの中でも一番柔らかい喉元の部分を使った限定の「真とろたん焼き」も提供しています。

牛タンのおすすめ店③:牛タン専門店 陣中 おみやげ処せんだい1号店(仙台市)

JR仙台駅、在来線中央改札口の近くにある「おみやげ処せんだい」に入る牛たん加工品店。仙台の牛タンを気軽にお土産にできるとあって、人気のお店です。

【宮城】郷土料理のおすすめ16選!宮城名物の食べ物特集
(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

中でもおすすめは「仙台ラー油」。細かくカットした牛タンを薬味でじっくり甘辛く煮込み、オリジナルの調味油と合わせたラー油で、具の9割が牛タンと、牛タンをたっぷりと味わえます。そのままお酒のおつまみとして食べたり、アツアツのご飯にかけるだけでなく、冷奴にかけたり、鍋の具材に追加するなどアイデア次第で様々な楽しみ方ができる一品です。ふつうタイプでも少しピリ辛ですが、オリジナル四川風調味油と合わせた辛口もあります。

【2】ずんだスイーツ

【宮城】郷土料理のおすすめ16選!宮城名物の食べ物特集
(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

「ずんだ」とは茹でた枝豆をすりつぶし、砂糖を混ぜて作った緑色のペースト状のもの。代表的な「ずんだスイーツ」である「ずんだ餅」は、ずんだをお餅に絡めたもので、お盆やお彼岸の時期に食べる仙台の伝統食です。

「ずんだ」を作る元となる枝豆は、脳を活性化するレシチンを含む大豆たんぱくを多く含んでいるだけでなく、必須アミノ酸9種類やミネラルを豊富に含んでいるなど、栄養面でも優れていることから、健康面や美容面でも注目されており、現在ではずんだ餅だけでなく、ずんだシェイク、ずんだプリンなど、様々なスイーツに用いられています。

ずんだスイーツのおすすめ店①:村上屋餅店(仙台市)

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

明治10年(1877年)創業の老舗のお餅屋さん。”ずんだ”ではなく”づんだ”と表記するのが、村上屋餅店での伝統です。某バラエティ番組で、仙台出身の芸人サンドウィッチマンの伊達みきおさんも、昔から好きでお土産に買って帰ると大絶賛!お餅屋さんだからお餅が美味しいのはもちろん、クリーミーなずんだ餡も特徴的。イートインメニューもあるので、お土産に買うだけでなく店内でも味わえますよ。

ずんだスイーツのおすすめ店②:ずんだ茶寮 ずんだ小径店(仙台市)

仙台銘菓として知られる「萩の月」を手掛ける菓匠三全が展開する、ずんだ専門店。「ずんだ餅」をはじめ様々なずんだ商品を味わえます。「ずんだ小径店」ではイートインスペースがあり、窓際の席では仙台駅構内や仙台駅前の景色を楽しみながらずんだスイーツをいただけます。

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

中でもおすすめは、テレビ番組にも取り上げられた事で有名になった「ずんだシェイク」。厳選した牛乳を用いたバニラテイストのシェイクにずんだをブレンドした飲み物で、枝豆の香りが芳醇だと評判です。

【3】笹かまぼこ

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

明治時代はじめ、余ったヒラメの身をすりつぶして串に刺し、平たくして焼いたのがルーツと言われています。当初は様々な名前で呼ばれていましたが、阿部蒲鉾店が「笹かまぼこ」と名付け統一されていきました。高たんぱく・低脂質で大人から子供まで美味しくいただける仙台の名産品です。

笹かまぼこのおすすめ店①:阿部蒲鉾店 本店(仙台市)

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先述したように、笹かまぼこの名付け親とも言われる老舗「阿部蒲鉾店」。タラやグチといった魚を使った笹かまぼこは、おかずというよりは、おやつ感覚で、ついつい手が出てしまう美味しさです。ぷりぷりとしていて柔らかな食感は、お酒のおつまみにもピッタリ。本店では手焼きが楽しめますが、お土産にした場合はオーブントースターで少し温めると、焼き立ての香りと美味しさが味わえます。

笹かまぼこのおすすめ店②:白謙 仙台駅店 おみやげ処(仙台市)

【宮城】郷土料理のおすすめ16選!宮城名物の食べ物特集
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白謙の本店は石巻にありますが、仙台の駅構内の「白謙 仙台駅店 おみやげ処」でも気軽に購入できます。味もベーシックな物からチーズ入りや紅ショウガ入りなどバリエーションがあり、飽きずに食べられるのもポイント。ミニサイズの笹かまは100円前後で販売しているので、ばらまき土産にもおすすめです。

【4】冷やし中華

【宮城】郷土料理のおすすめ16選!宮城名物の食べ物特集
(画像=flickr.com トリップノートより引用)

冷やし中華の誕生は、冷房がなく夏場に熱いラーメンが売れなかった昭和初期に遡ります。暑い季節にも麺料理を食べてもらおうと冷たい麺料理の開発をはじめ、昭和12年に考案されました。下記で紹介する中華料理店・龍亭が発祥といわれていますが、仙台では様々なお店で工夫を凝らした冷やし中華が提供されています。

冷やし中華のおすすめ店:中国料理 龍亭(仙台市)

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(画像=PIXTA トリップノートより引用)

昭和6年(1931年)創業の「龍亭」は、冷やし中華発祥と言われているお店。当時のメニュー名は”涼拌麺(りゃんばんめん)”で、現在も”冷やし中華”ではなく”涼拌麺”というメニュー名を使っています。

味は醤油だれと胡麻だれの2種類。ハムや錦糸卵、きゅうりなどの具材が、麺とは別盛りで運ばれてくるので、自分で盛り付けを楽しめます。