4. 素敵な人たちとの人脈を築く

人は何物にも代えがたい財産です。どんなにお金があっても買えないものは、その人が長年欠けて築き上げてきた人脈だと思います。(189ページより引用)

どういう人と付き合っているのかということは、その人となりがわかるバロメーターになり得るでしょう。できることならば、良い人脈という財産を手に入れたいものです。

本著では、素敵な人たちとの人脈を築くコツとして、自己開示していくことがあげられています。ありのままの自分自身を相手に話すことができる人は、自分を認めて愛している人。その姿勢に対して、相手も自分のことをさらけ出してくれるはずだといいます。

そして、裏表なくはっきりとモノを言い、人によって態度を変えないことも信頼に繋がるといえるでしょう。すばらしい人脈は、年を経ても色あせることはなく、運命をも変えてくれそうです。

失っていく若さに固執して嘆くのではなく、得られるものを吸収しアップデートを続けていく。そんな生き方を意識していくことで、若さを超越し、自分自身の資産を高めていくことができそうです。

自分自身という資産を築いていく

著者は結婚や出産を経てニューヨークで暮らした経歴を持っています。ニューヨークといえば、イメージコンサルタントの本場。ドミニク・イズベックに師事した後、自ら「Y Style New York」を立ち上げ、ミリオネアやエグゼクティブのコンサルティングを手がけてきました。

2011年に帰国してからは、ニューヨークでの経験を活かして日本でもサロンをオープン。外見や立ち居振る舞い、コミュニケーションスキルなどについて、ビジネスパーソンや政治家など幅広いクライアントのコンサルティングを行ってきました。

著者のクライアントには、20代から50代までさまざまな年齢とバックグラウンドを持った人々がいます。しかし、その中でも30歳前後の人にかぎって、「もう若くないから」と結婚やキャリア、人生に至るまで何かと焦っている傾向があるのだといいます。

若さは誰にでも平等に与えられていますが、同じ時間をかけて皆、年齢を重ねていくもの。若さだけが女性の価値だと思い、見た目の若さに固執していては、その先には絶望感しかありません。

内面は若いときよりもバージョンアップでき、外見は内面の一番外側だと捉えて自身のライフステージに合わせつつキレイをアップデートできる。そんな考え方と行動のコツが本著にはまとめられているのです。

書籍紹介

『ニューヨーク・ミリオネアの教え 一生モノの美しさを手に入れた人が幸せになる』 (一色由美子著、大和書房)

タイトル: ニューヨーク・ミリオネアの教え 一生モノの美しさを手に入れた人が幸せになる
著者: 一色由美子
発行: 大和書房
定価: 1400円(税抜)

文・ナカセコ エミコ((株)FILAGE(フィラージュ)代表)/DAILY ANDS

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