病院勤務をしている人は、いろいろな患者さんとそのご家族の現実に直面します。患者さんによって性格やその時の状況もさまざまで、時には驚くべき出来事や心苦しくなることもあるようです。ここでは、実際に病院で起きたエピソードを3つご紹介します。
面会に来た子どもの兄弟間確執が垣間見えて……
「うちの病院に長いこと入院していた年配の女性の患者さん。息子さんが二人いたんですが、面会のときにすれ違ってもなぜかほとんど言葉も交わしていませんでした。しかもあるとき、お兄さんから『病状や入院費の話は、弟ではなく自分にしてほしい』という趣旨の申し出があって……やはり兄弟であまり仲が良くなかったようです。子どもたちの間に確執があるようでは、お母さんも安心して療養できないだろうなと思ってしまいました」
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糖尿病患者さんの引き出しの中にはなんと…!?
数十年来の糖尿病を患っていたAさんは、笑顔の可愛い60歳代の女性。最近血糖値が安定しないということで、生活や服薬など、自宅での療養について学び直すため教育入院となりました。
しかし、なぜか下がらない血糖値…。「なんでだろうねー?」と、ナースステーションでも噂になっていました。そんなある日のこと。
「Aさん、検温ですよ。体調はどうですか?」
「あら看護師さん、今日も元気ですよ」
いつも通り、にこにこ微笑んで答えてくれるAさん。次の瞬間、信じられないことを口にしました。
「看護師さんいつも良くしてくれてるから、おやつおすそわけするわね」
そういって、Aさんが開けた枕元の引き出しには、甘―いお菓子がぎっしり!
「主人は私の好きなお菓子をよく知っていて、お見舞いのたびに持ってきてくれるのよー」 嬉しそうに話される様子は大変微笑ましいのですが、治療的には残念ながら完全にNGです。ご本人とご主人に再度しっかり説明して、お菓子は全部持って帰っていただきました。
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まさかの点滴中に脱走
「入院がイヤだから、忙しいからと、勝手に帰ってしまう患者さんもいます。私が1番驚いたのは、点滴の最中にいなくなった患者さんです。点滴終了の声かけをしようとしたところ、姿が見当たらず……点滴をしたままいなくなるはずはないと、トイレや病室などを探しましたが、見つかりません。困って自宅に電話したところ、電話に出たのはまさかの本人!点滴台ごとタクシーに乗って帰宅していました。家族に説得され速攻で病院に戻されたのは言うまでもありません」
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明日はわが身と心得よう
いま健康だと思っていても、病気やケガは突然やってくるものです。いざ入院となった時に、迷惑な患者にならないだろうか、家族との関係も含めて一度考えてみるのもよいかもしれませんね。
文・fuelle編集部
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