30.ナイタイ高原牧場
日本一広大な公共牧場で、総面積は1,700ha。東京ドーム358個分という途方もない広さの牧場です。牧場というからには放牧している牛が見られるはずなのですが、あまりに広大なため見あたらないことや遠すぎて見えない!ということもありえます。
ですが、こちらを訪れる観光客のほとんどは頂上からの絶景目的ですので、牛が近くに来ていたらラッキーくらいの気持ちで足を運んでください。きっとどこまでも続く丘陵の草原と十勝平野ののどかな風景に目を奪われるはずです!頂上付近には2019年6月に「ナイタイテラス」がオープン。全面ガラス窓の室内で、ダイナミックな景色を楽しみながらお食事やお飲み物を頂けます。
31.国営滝野すずらん丘陵公園
1日では遊び尽くせない、400haもの広大な敷地を有する道内唯一の国営公園です。四季を通してそれぞれ違った楽しみ方があり、春から初夏にかけて丘陵を埋め尽くすチューリップや夏のラベンダーは圧巻です。
ラベンダーの時期に訪れるなら、ぜひ滝めぐりもあわせて楽しんでみて。岩肌に沿うようにしなやかに流れる「鱒見(ますみ)の滝(落差18m)」は女性的で優美な滝であるのに対し、日本の滝百選にも選ばれた「アシリベツの滝(落差26m)」は男性的で豪快な滝です。
あまりに広大なためそれぞれの滝やラベンダースポットに一番近い駐車場の場所がそれぞれ異なります。公式ホームページで園内MAPをチェックしてから訪問するのがオススメです。
32.地球岬
室蘭市にある太平洋に突き出た岬です。岬周辺は100m以上の断崖が14km続く景勝地であり、岬の先端にたつチキウ灯台は海抜130mに位置しています。断崖の上にある展望台からは太平洋の雄大な景色が一望できます。「北海道の自然100選」や「あなたが選ぶ北海道景勝地」などでも1位になっている、北海道を代表する観光スポットの一つです。
33.天狗山展望台
札幌・藻岩山、函館山と並んで「北海道三大夜景」に認定されているのが小樽市の天狗山。停泊しているフェリーなど、港町らしい港湾の夜景が楽しめます。函館の豪華さ、札幌の華やかさに比べて、幾分地味な印象を持たれるかもしれませんが、港を航行する船やフェリーを見ていると、静かな時間の流れとともに色を変えていく景色に目を奪われてしまいます。
夏期は車で山頂まで行くことができるほか、年中営業しているロープウェイで登ることも可能です。
34.新嵐山スカイパーク展望台
国民宿舎やスキー場などを中心とする複合施設「めむろ新嵐山スカイパーク」の敷地内にある展望台。パッチワークのように畑が広がる十勝平野を一望できる展望スポットで、雄大な北海道らしい絶景を堪能できる場所です。展望台のすぐ下には牧草地が広がっており、草を食む牛の姿を見られることも。
35.納沙布岬
日本で一番早い日の出スポットとして有名な岬で、離島を除けば日本の本土最東端に位置しています。たとえば、6月の根室の日の出は午前3時半頃であるのに対し、沖縄県那覇市は午前5時半頃と、2時間も早く日の出を迎えます。そのため、毎年元旦には日本一早い日の出を見て御利益にあやかろうと、全国から観光客が押し寄せています。
岬の先端には道内最古の灯台があり、根室沖と北方四島の未来を見守ってくれています。
36.知床峠
知床半島を横断する唯一の峠です。知床横断道路が整備されており、標高738mの地点にはパーキングも設けられています。パーキングの展望所からは知床連山最高峰の羅臼岳が間近に見えるほか、知床半島の樹海も一望できる、まさにおすすめの絶景スポット!知床横断道路は冬季通行止めとなるため、初夏から秋口までのわずかな期間のみ通行可能です。
37.神威岬
北海道積丹郡積丹町の突端にあり、日本海に向かって大胆に伸びる岬。かつては女人禁制だったそうで、女人禁制と書かれた門から約770mの遊歩道「チャレンカの小道」を歩くこと約20分、330度ぐるりと大海原を見渡す先端に到着します。夏にはレストハウスにて、積丹ブルーにちなんだ、しゃこたんブルーソフトクリームが販売されます。
38.島武意海岸
「日本の渚百選」に選ばれている海岸です。全長約70mの真っ暗な「島武意海岸トンネル」を抜けると、いきなり眼下に広がる、透明度の高い積丹ブルーの海に感動!急な階段をくだると海岸まで降りていくことができ、その透明度の高さを間近で確認することができます。
39.小清水原生花園
オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた、約8km、約275haの細長い砂丘全体が、天然の花畑になっています。砂丘からは斜里岳や知床連山なども見渡せ、北海道の原生花園のなかでもとくに人気です。
一年を通して約200種類の花が咲きますが、ピークを迎えるのは6月から8月にかけて。約40種類の花が咲き乱れ、とくにクロユリがシーズンとなる6月から7月に多くの人が訪れます。