④白ひげの滝(青い池から車で10分)
通称ブルーリバーとも呼ばれている美瑛川の渓流に、岩の間から染み出てきた地下水が勢いよく流れ落ちてる落差30mほどの滝です。夏の深緑の頃はもちろん美しいですが、秋の紅葉や冬の夜のライトアップも見事で、一年を通して観光客の目を楽しませてくれています。ライトアップは青い池と同時に行われていますので、冬はぜひセットで訪れてみてください。
⑤白金温泉(青い池から車で10分)
青い池にもっとも近い、5軒(日帰り入浴施設を含めると6軒)ほどのこぢんまりとした温泉郷です。小さいながらも効能が良いと評判で、別名「杖忘れの湯」と言われるほど!杖をついて温泉に行った人も、帰りには元気いっぱいで杖を忘れてしまうというわけですね。
どの施設も緑色っぽいにごり湯で、温度調節のための加温・加水を除けば100%源泉かけ流しの天然温泉です。青い池や美瑛観光の拠点にはぴったり!旅の疲れを、温泉で癒やしてください。
⑥十勝岳望岳台(青い池から車で20分)
のどかな丘陵のイメージが強い美瑛ですが、十勝岳望岳台(とかちだけぼうがくだい)は大雪山国立公園十勝岳本峰の真下、標高930mにある景勝地で、美瑛町に位置しています。大雪山の主峰旭岳をはじめ、美瑛岳、美瑛富士、上富良野岳などを間近に見られる景観は大迫力!晴れた日には噴煙までくっきりと見ることができ、自然の偉大さに圧倒されます。
初夏であっても冠雪していることが多い望岳台。雪と濃緑のコントラストが美しい短すぎる夏が過ぎると、日本で一番早い秋が訪れ、鮮やかに色づいた景観へと変わります。
⑦吹上露天の湯(青い池から車で25分)
ドラマ『北の国から』で、小沼シュウ役を演じた宮沢りえさんと黒板五郎役の田中邦衛さんが混浴を楽しんだ温泉として、一躍有名になった野天の温泉です。ドラマでは白い濁り湯となっていましたが、実際には無色透明の酸性-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。
昭和18年頃に廃業になった温泉施設が残した湯船にお湯を溜めて利用しているので、かなりワイルド!脱衣所などはないので、女性は各自で湯浴み着や水着、バスタオルなどの準備をする必要があります。
ドラマの影響もあり、一時は全国からファンやライダーたちが押し寄せ、女性が入浴するのはほぼ無理な状態でしたが、最近ではブームも落ち着き、秘湯ファンや地元の方の利用が多いようです。
写真には湯船が1つしか写っていませんが、もっと大きな湯船がもう1つあります。そちらは常連の方がタオルで隠す様子もなく入浴していることがあるので、カップルやご夫婦で訪れる際は女性が目のやりどころに困らないよう、男性が率先して見に行ってあげてくださいね。
温泉自体は愛好者のマナーと管理者の手入れによってとても清潔に保たれています。これ以上ないくらい野趣溢れる露天風呂で開放感を味わってみてはいかがでしょうか。利用は無料ですが、シャンプーや石鹸の使用はできませんので、ご注意ください。