茨城県を代表する観光地・水戸。2021年の大河ドラマ『青天を衝け』では、水戸市内の一部観光施設がロケ地に選ばれるなど、話題となっています。そんな水戸を楽しむのにおすすめなのが「水戸漫遊1日フリーきっぷ」です。今回はこの切符でお得に見学できる観光施設についてご紹介します。
「水戸漫遊1日フリーきっぷ」について
「水戸漫遊1日フリーきっぷ」とは、水戸市内の有名観光施設をバスで周遊する際に大変お得な切符です。
茨城交通・関東鉄道・関鉄グリーンバスの3社のバスが対象区間が1日乗り放題となり、なおかつ対象施設の入館料などが割引となります。
●切符の購入場所
JR水戸駅・北口バス停7番乗り場前茨城交通水戸駅前案内所・関東鉄道水戸駅前案内所
●金額
大人400円、子ども200円
●HP
http://www.ibako.co.jp/regular/ticket/mito-free.html
現在放送中!2021年大河ドラマ『青天を衝け』とは
2021年2月14日から放送がスタートとした『青天を衝け』は、日本資本主義の父と称される渋沢栄一(しぶさわえいいち)を主人公に、激動の幕末から明治までを描く大河ドラマです。
以下でご紹介する割引対象施設でもある「弘道館」は、渋沢栄一の主君となる徳川慶喜(とくがわよしのぶ)の父で、水戸藩の第9代目藩主・徳川斉昭(とくがわなりあき)の藩政改革の一つとして開設された藩校で、『青天を衝け』のロケ地にもなりました。
切符を使ってお得に入館できる施設について
【対象施設1】好文亭
日本三名園の一つである偕楽園は、徳川斉昭によって造園されました。
梅の名所としても知られ、春には多くの観光客が訪れます。偕楽園の中にあるのが「好文亭(こうぶんてい)」です。
梅の別名・好文木から名付けられた「好文亭」は、斉昭が自らの別邸として、藩内の人々とともに楽しむ場として建てられました。
【対象施設2】弘道館
旧水戸藩の藩校が「弘道館」です。藩校とは、諸藩が藩士の子弟を教育するために設立した学校のこと。
徳川斉昭が推進した藩政改革の重要施策の一つとして開設されていて、藩校としては全国一の規模を誇りました。
【対象施設3】水戸芸術館
水戸市政100周年を記念し、1990年に開館した複合文化施設が「水戸芸術館」です。
館内には、コンサートホールATM、ACM劇場、現代美術ギャラリーの3つの独立した施設があり、様々な活動を展開しています。
【対象施設4】茨城県立歴史館
茨城県の歴史を調査・研究・保存し、市民に公開することを目的とした施設が、こちらの「茨城県立歴史館」です。
歴史館では、美術工芸品、古文書、マイクロフィルムなど数多くの歴史資料が保存されています。広い敷地の中には、歴史館のほか、移築された江戸時代の建築や明治時代の校舎もあります。内部を公開し資料を展示している建物もあり、当時の面影を感じ取ることができます。