消費者は小難しい専門用語ではなく「簡潔明瞭」を好む

ミレニアル世代が銀行あるいは非銀行に求めているものは、「スピード」「利便性」「低コスト」。

「FinTechを浸透させるには、ミレニアル世代を理解することが不可欠だ」というのは、複数の銀行サービスを一つのアプリで利用できるという、ミレニアル向けの革命ツールを開発した英スタートアップ、Bud。

多くの企業が「革命」「変化」「他社とは違う」といった点を強調しているが、消費者にとっては「簡単に、素早く、安全に、求めるサービスが提供される」こと以上に、重要なことなどないと指摘。

消費者は簡潔明瞭さと高質のサービスを求めており、ブロックチェーンや専門用語に埋もれた小難しい説明は願い下げといったところだろう。効率性を追及するミレニアル世代ならなおさらだ。

だからこそ複雑なイメージの看板をぶらさげた銀行よりも、AmazonやGoogleといった理解しやすいブランドイメージに魅了されるのではないだろうか。

ここでミレニアム世代と銀行側の価値観に、大きな差異が生まれることになる。

FinTechCityのファンディング・ディレクター、ジュリー・レイク氏も同様に、「消費者の声に深く耳を傾けることが、本当の意味での金融包括を創出につながる」とし、それがミレニアル世代を含む消費者間で、「FinTechへの意識を高める基盤となる」とコメントしている。

文・FinTech online編集部/ZUU online

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