最近話題の「原液美容液」。フラコラやナチュドール、チューンメーカーズなど、さまざまなメーカーが“原液”をうたった美容液を出していますが、少量のわりに価格が高かったりして、なかなか手が出せていない人も多いのではないでしょうか。
「原液とうたっているけど、濃度が極端に薄いものがある」「濃度が高いと肌に刺激がある」など否定的な意見もありますが、理解して正しく使えばメリットが多いのも事実です。
今回は、コスメコンシェルジュの筆者が愛用している「チューンメーカーズ」の原液美容液を使用して、使い方・効かせ方を説明します。
原液美容液=「濃度100%」ではない
じつは、コスメにおいて「原液」は法律で定義されていないため、メーカーによってその濃度はさまざまです。
「原液だから、濃度はどのメーカーも同じで、しかも100%なんじゃないの?」と思ってしまいますが、化粧品の有効成分は粉末のものが多く、水を使って抽出しているケースが多くあります。
チューンメーカーズの「オーガニック 米エキス」(10mL、税込2860円)のラベル裏を見ると、水(成分を抽出するため)、BG(基剤)、加水分解コメエキス(有効成分)と記されています。
そのため、メーカーによっては濃度が極端に薄いものがあり、「効果が感じられない」というような感想も見受けられます。また、逆に成分の濃度が高いと、肌に刺激を感じやすくなるので、購入する際には信頼のあるメーカーや、問い合わせに真摯に対応してくれるメーカーを選ぶと良いでしょう。
原液美容液の使用感は?
今回はわたしが使用しているチューンメーカーズのオーガニック製品の使用感をレポートしていきます。
以下の商品は適量を出しやすい内蓋がついていますが、わたしはスポイトの方が使いやすいため、別途購入して使っています。有機JAS認証植物由来の純国産原料を使用して作られています。
1.肌のハリが気になるなら
紫外線を浴びた後の肌はバリア機能が低下して乾燥しがちです。
「オーガニック 米エキス」には肌に潤いを与える「加水分解コメエキス」が配合してあり、肌の働きを高めて、みずみずしさやハリを与えます。原料は農薬や化学肥料を使わずに育てた「有機あいがも農法米」を使用。
無色透明の液体で、テクスチャーはサラッとしていますが、なじんだ後はしっとりとします。