端午(陰暦5月5日)

田植えが終わる初夏に地の神・山の神に豊作を祈願する名節、端午(タノ)。端午の「端」は「始まり」を意味することから、もともと端午とは「月初めの午(うま)の日」を指していました。

韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

やがて、陰暦5月が干支でいう「午の月」にあたり、また5月5日は奇数が重なりおめでたいといわれる「重五(ちょうご)」の日であることから、陰暦5月5日に定着したといわれています。

伏日(毎年7月~8月)

日本でいう「土用の丑の日」にあたる伏日(ポンナル)。こちらは干支を構成する十干と関わりがあり、夏至の日から3番目の庚(かのえ)の日を初伏(チョボッ)、4番目の庚の日を中伏(チュンボッ)、そして立秋を過ぎて最初の庚の日が末伏(マルボッ)となります。

韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

旧暦のため毎年日付が変わりますが、大体7月中旬から8月中旬にかけて計3回あります。

干支が一巡したら…長寿を祝う「還暦」

十干(10種)と十二支(12種)からなる干支は全部で60通りの組み合わせがあり、一回りすると60年。満60歳(数え年で61歳)の誕生日は生まれた年の干支にかえることから、「元の暦に戻る」という意味で「還暦」と呼ばれます。

韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

還暦は환갑(ファンガッ/還甲)、회갑(フェガッ/回甲)と言い、韓国でも長寿を祝うイベントとして知られます。日本のように赤いちゃんちゃんこを着る習慣はありませんが、食堂や宴会場を貸し切って家族や親族、知人を招きお祝いをすることが多いです。

干支はベビーブームも引き起こす?!

韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

韓国では結婚や引っ越しなど人生における大きなイベントの前に伝統占い「四柱(サジュ)」を見てもらい、最良のタイミングを見計らうことが少なくありません。出産も例外ではなく、韓国では四柱占いで運気が良いとされる年に出生率が急増する現象が見られてきました。

例えば600年に一度巡ってくる丁亥(ひのとい)年だった2007年は、金運を招く「黄金の豚年」と言われ、出生率が10%以上増加。2010年の庚寅(かのえとら:白虎年)、2012年の壬辰(みずのえたつ:黒龍年)にもベビーブームが到来しました。

韓国旅行中に干支文化に触れてみよう

中国を起源に韓国、日本、ベトナム、ロシアなどアジア各国に伝わり、今なおその習俗のなかに息づいている干支。韓国旅行中には干支をモチーフにした様々なグッズを見かけることもあるでしょう。

また、新年には「景福宮(キョンボックン)」の敷地内にある「国立民俗博物館」で、その年の干支にまつわる展示会も毎年開かれているので、年始に旅行予定の皆さんはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
韓国の干支
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

提供・韓国旅行コネスト

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