自分の基礎年金番号などが記載されている「年金手帳」には、表紙が青いものもあれば、オレンジ色のものもあります。これらの色の違いに意味はあるのでしょうか。

年金手帳の色の違い=「発行時期」の違い

年金手帳は年金制度に加入したときに交付されます。「20歳の誕生日を迎えたころに自宅に届いた」という方も多いのではないでしょうか。実は、年金手帳はその発行時期によって色が違います。

オレンジ色:1974年11月から1996年12月までに被保険者資格の取得手続きをおこなった人
青色:1997年1月以降に被保険者資格の取得手続きをおこなった人

青色の方が新しいバージョンです。現在の年金手帳は青やオレンジが一般的ですが、さらに前に発行されたものだと、茶色や水色なども存在します。

青色以外を持っていて以下の3つの条件を満たす場合は、基礎年金番号が発行されていない可能性がありますので年金事務所に相談しましょう。

・青色の手帳も基礎年金番号通知書も持っていない
・年金をまだ受け取っていない
・日本年金機構から「ねんきん定期便」が届いていない

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年金の住所変更は原則「手続き不要」

実は近年、年金手帳の「基礎年金番号」と「個人番号(マイナンバー)」が連携できるようになりました。2018年3月5日以降は、2つの番号がきちんと紐づいてさえいれば、市区町村役場での住民票の異動だけで、年金の方も自動的に書き換わるようになっています。 厚生年金加入の手続きを会社でしてもらっている会社員などの場合、会社にマイナンバーを提出したことがあるようなら、総務や人事など担当部署で処理する際に紐づけが済んでいるはずです。国民年金加入の手続きを自分でした場合も、近年であれば書類にマイナンバーを記入して紐づけができるようになっています。

紐づけができているか自信がないときは、一度最寄りの年金事務所に問い合わせてみましょう。基礎年金番号かマイナンバーのどちらかでもわかっていれば、電話でもすぐに教えてもらえますよ。

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