石川県に伝わる郷土料理をくわしく解説!石川県へ旅行に行ったら一度は食べてみたい、名物の食べ物・料理をまとめてご紹介します。旅行ツウのトラベルライターおすすめのお店情報もお見逃しなく!

【1】金沢おでん

【石川】郷土料理のおすすめ16選!石川名物の食べ物特集
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

金沢名物グルメのひとつ「金沢おでん」。金沢市内の多くの居酒屋のメニューに「おでん」があり、冬はもちろん一年を通して味わえます。車のタイヤのような形をした「車麩」や、赤い渦巻きのかまぼこ「赤巻」、北陸で獲れる「バイ貝」、そして「加賀野菜」のおでんなど、他の地域ではあまり見かけないようなおでんの具材が特徴的です。

とくに蟹の解禁時期には、香箱蟹(こうばこがに)を使った「カニ面(かにづら)」が旅行者に大人気!カニの甲羅にほぐした身などをぎっしり詰めた贅沢なメニューで、見た目にも華があります。

金沢おでんのおすすめ店① 赤玉本店(金沢市)

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昭和2年に創業の「赤玉本店」は歴史があり、金沢市の中でも屈指の人気を誇るおでん屋さんです。1個100円〜300円が相場で、自慢の出汁が地元の食材を用いた具に染み込んで、とても美味しいです。おまかせ盛りを人数分頼んで、白エビのかき揚げや牛スジ煮込みなど、お店の一品料理も併せて楽しみたいですね。

金沢おでんのおすすめ店② ちくわ(金沢市)

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バルのような雰囲気で、地元の方を中心に人気のお店です。おすすめの「おでんの盛り合わせ」は、大根、いくらをトッピングした玉子、つみれ、バイ貝などの具が盛り合わせになっています。魚節に大野産の醤油、能登産の塩を加えただしとの相性も良く、日本酒とともにいただくのがおすすめです。

また一品料理も充実しており、金沢おでんのだしをかけた「茶飯」や「牛すじのコロッケ」、さらに「バイ貝と長いものいしるアヒージョ」など、旬の北陸の食材を使った料理が味わえますよ。

金沢おでんのおすすめ店③ おでん高砂(金沢市)

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金沢一の繁華街片町に位置する「おでん高砂」は、金沢の中でも人気のお店。特に蟹の解禁時期には、香箱蟹(こうばこがに)を使った「カニ面」という、カニの甲羅にほぐした身や卵をぎっしり詰めた贅沢な一品メニューが登場します。

身をすべて食べ終わったらお酒をついでくれるので、一品で2度楽しめるのもポイントです。カニ面のシーズン中は、開店後すぐに行列ができるくらい混み合うので、事前予約がオススメ。その際、仕入れ次第になりますが、カニ面も予約することが可能です。

この他、バイ貝や具がゴロゴロ入った金沢ひろず(がんもどき)といった、金沢特有のおでんもあるので是非チェックしてみて下さい。

金沢おでんのおすすめ店④ 金沢おでん いっぷくや(金沢市)

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

近江町市場で、気軽に金沢おでんを食べられるのが「いっぷくや」です。屋台のような雰囲気のカウンターで注文し、ビールと一緒にカウンターで食べたり、テイクアウトすることができます。

金沢おでんの代表メニューであり一番人気の「車麩(180円)」や、北陸でお馴染みの蒲鉾「赤巻(130円)」、関東ではなかなか見かけない「出汁巻き卵(150円)」も人気のメニューです。香箱ガニの殻にカニ身やみそを詰め、カニのすり身で蓋をして蒸した「かに面(1,300円)」など豪華なメニューもあります。

昆布の旨味をしっかりととった塩ベースの出汁は、優しい味で芯から温まります。

金沢おでんのおすすめ店⑤ 笠舞おでん つぼみ(金沢市)

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金沢市笠舞本町に位置している「笠舞おでん つぼみ」は、駅や繁華街から離れているにも関わらず大人気のお店。店内は小奇麗で、女性同士や家族連れでも入りやすい雰囲気です。メインはおでんですが、おつまみやご飯類もありメニューも充実しています。注文は席にあるタブレットでできるので、混み合っていても注文しやすいのも◎。

金沢おでんの中でも人気の「カニ面」は、ゆずがのった上品な味付けで、蟹の甘味がしっかりと感じられる一品です。このカニ面は提供されるシーズンが限られている上、個数限定で予約もできない品なので早いもの順!シーズン中に行く際は、オープン時間に合わせてお店を予約してみて下さい。

【2】金沢カレー

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(画像=photo-ac.com トリップノートより引用)

金沢B級グルメの代表とも言える「金沢カレー」。「カレーのチャンピオン」の創業者である田中吉和氏が考案したと言われており、ステンレスの器に盛られたごはんに、ごはんが見えないぐらいにドロっとしたルーがかけられ、ソースがかかったカツとキャベツの千切りがトッピングされているのが特徴です。

今や石川県以外にも店舗を出店している「ゴーゴーカレー」や、“チャンカレ”の愛称で親しまれている「カレーのチャンピオン」、小松市に本店を構え、首都圏や関西でも店舗を展開している「カレーの市民アルバ」などが有名です。

金沢カレーのおすすめ店① ゴーゴーカレー 金沢駅総本山(金沢市)

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金沢カレーブームの火付け役である「ゴーゴーカレー」。「ゴーゴーカレー 金沢駅総本山」は、金沢駅構内にある「金沢百番街あんと」にあるので、帰りの新幹線を待つ間などに訪れやすいです。定番中の定番で一番人気のメニューが「ロースカツカレー」。小、中、大、特大とサイズがあり、小でもごはんが200gあるので、女性なら小で十分でしょう。

金沢カレーのおすすめ店② カレーの市民 アルバ 小松本店(小松市)

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小松市に本店がある「カレーの市民アルバ」は、ボリューム満点の「満塁ホームランカレー」が人気。トンカツ、ハンバーグ、コロッケー、ウインナーの4つのトッピングを野球のベースに見立てたもので、トンカツにソースはかかっていません。ライスは大となりますが、「レディースホームランカレー」にすれば、ライスが並になります。

【3】治部煮

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石川県の代表的な郷土料理「治部煮(じぶに)」。小麦粉をまぶした鴨肉または鶏肉に、すだれ麩、そして季節の野菜をだし汁で煮たもので、トロッとしているのが特徴です。そしてポイントとなるのが、わさび。甘く煮込まれた具材にピリッとしたわさびがとてもよく合います。

治部煮に欠かせない「すだれ麩」は、金沢独特の生麩で、治部煮の味が染み込みとても美味しくいただけます。

【4】加賀麩

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古くから麩の産地として知られていた「金沢」。藩政期から保存食として愛用され、時代の変遷とともに、さまざまな形で発展してきました。郷土料理「治部煮(じぶに)」に欠かせない「すだれ麩」や、金沢おでんの定番「車麩」。「車麩」は家庭でのすき焼きや煮物でも定番の具材です。そして、可愛らしく彩りを添える「飾り麩」に、もっちりとした食感が魅力の「加賀生麩」、おやつには、生麩で餡を包んだ「生麩まんじゅう」もあります。

加賀麩のおすすめ店① 加賀麩不室屋(金沢市)

【石川】郷土料理のおすすめ16選!石川名物の食べ物特集
(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)
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金沢駅構内の「金沢百番街」や、風情のある街並みが人気の「ひがし茶屋街」など、金沢に9つの店舗を構える「加賀麩不室屋」。なかでも「カフェ 加賀麩不室屋」は駅構内にありアクセスも良く、加賀麩料理やスイーツを味わうことができます。

そのほか物販だけの店舗では、金沢土産の定番である「宝の麩」や、彩り豊かな飾り麩「金沢彩り麩」などを購入できます。小腹が空いたときには、「生麩まんじゅう」もおすすめですよ。

加賀麩のおすすめ店② 麸料理 宮田・鈴庵(金沢市)

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「宮田・鈴庵」では、加賀麩を使った料理を食べることができます。麩の刺身、ステーキ、揚げ物など、全て麩で作られていて、ヘルシーで味ももちろん絶品!

本当にお麩でできているの!?と疑いたくなるほど味付けもしっかりされていて、十分満腹になれます。料理はランチで3,000円~。店内はあまり広くなく席数も限られているので、予約必須です。他県では味わうことのできない、石川県ならではの麩料理。思う存分楽しんでみてください。

【5】かぶら寿司

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かぶら寿司は、かぶらの間に寒ブリをはさんで発酵させたもので、金沢の冬の味覚のひとつです。「寿司」とついていますが、酢飯を使った寿司ではなく、米麹で漬け込み発酵させた「なれずし」の一種。米麹を使っているので優しい甘みがあり、お酒のお供やご飯のお供にいただくことが多いものです。金沢駅構内の「金沢百番街あんと」などで購入できます。