長寿のお祝いには実にさまざまな種類がありますが、今回ご紹介するのは77歳のお祝いとして知られる「喜寿」。紫色がテーマカラーとされる「喜寿」は、どのようにお祝いするのが良いのか。お祝い時に適したギフトやお食事、さらにはメッセージの書き方までご紹介しますので、ぜひ参考にして思い出に残るお祝いにしてください!
喜寿とは77歳の長寿祝い
還暦や古希などいくつかの長寿祝いがありますが、喜寿もそのお祝い事のひとつ。77歳のお祝いです。還暦や古希などの祝い事は中国から江戸時代に伝わって定着したものですが、喜寿は日本発祥の文化だといわれています。
由来は「喜」という漢字の草書体は「㐂」と書き、七が3つ重なっているように見えるため。そのことから77歳を「喜寿」としてお祝いすることになったそうです。
「喜寿お祝いのテーマカラーは紫」
古希と同様に、喜寿のお祝いカラーは「紫」になります。贈り物でもしも困った時は、紫色を基調としたものをお贈りするのがおすすめです。上品なカラーなので、プレゼントとしても取り入れやすいのではないでしょうか。
「2021年に喜寿を迎えるのは何年生まれの人?」
2021年に喜寿を迎えるのは何年生まれの方なのでしょうか?まず、日本では年齢を数える際に、満年齢と数え年がありますが、満年齢が一般的といわれています。
満年齢とは生まれた年を0歳と考え、数え年は生まれた年を1歳として数えます。なので、2021年に喜寿を迎えるのは満年齢なら昭和19年(1944年)、数え年なら昭和20年(1945年)生まれの方になります。
喜寿お祝いのハウツー
近年お祝いのタイミングや祝い方は多種多様になってきています。例えばギフトを贈る方もいれば、自宅でお食事会を開いたり、旅行に行く方も増えています。
お祝いのタイミングは喜寿の誕生日が最適ですが、当日に合わせられなくても、その周辺の日程でお祝いする方が増えてきています。そんなお祝い時のマナーやルールをこれからご紹介していきましょう。
「喜寿お祝いで気をつけたいマナー」
77歳といっても、現代のおばあちゃんおじいちゃんは元気ですよね。お祝いする際は「まだまだ元気でいてくださいね」や「いつもありがとう」といったメッセージを伝えましょう。
「死」や「苦」「老い」などを連想させるものは選ばないように心がけ、例えば、4や9の数字がつく櫛や、踏み付けるを連想させてしまう靴下などは控えましょう。日本茶はお供え物や香典返しで渡すことが多いため、避けてることも忘れずに。
「喜寿お祝いの相場は?」
気になるお祝いの相場を見ていきましょう。両親や親族に贈る場合の相場は幅広く、1万円~5万円程度が相場といわれています。知人や友人は1万円~3万円程度が多いようです。ただし、大事なのはいかに気持ちがこもっているかなので、あまり値段は気にせず、気持ちのこもった贈り物を心がけましょう。
感謝のメッセージを添えて、相手に合わせた喜寿お祝いをしよう!
そんな喜寿祝い、相手に喜んでもらえるにはどんなポイントを押さえておけば良いでしょうか?まずは、相手が好きなものや普段から頻繁に使うもの、長く使えるものが良いとされています。ほかには喜寿のお祝いカラーである紫を基調とした喜寿祝いらしい贈り物や、好きなお店を予約するのも良いでしょう。何より、日頃の感謝を伝えるメッセージを忘れずに、「いつもありがとう」という気持ちを伝えましょう。そのような思いのこもったメッセージカードを添えるのもおすすめです。