家電製品は、便利な生活が送れる反面、電気代が気になりますよね。電気代は意外と家計を圧迫するものですが、工夫すれば節約することもできます。そこで今回は、毎日のように使う洗濯機に着目し、洗濯機の電気代を節約する方法を3つ紹介します。

こまめに洗うよりまとめ洗い

丁寧に色分けをしたりして、こまめに洗濯をしている人もいるでしょう。しかし、1回で洗濯できる量を分けて洗濯すると、それだけ電気代も水道代もがかかります。

経済産業省資源エネルギー庁の調べによると、洗濯機の容量に対して4割の洗濯物を洗う場合と、8割で洗う回数を半分にした場合を比べると、水道代を含めて年間で約4,510円の節約になるという結果が出ています。節約を考えると、こまめに洗うよりまとめ洗いがおすすめです。

洗濯物の詰め込み洗いは厳禁

まとめ洗いは節約になりますが、洗濯機の容量いっぱいの状態で洗濯するのはNGです。汚れが落ちにくくなり、生地を傷める可能性もあります。洗剤の溶け残りが発生し、洗い直しになることもあるでしょう。節約のためにまとめ洗いしたにも関わらず、何回も洗濯して電気代を消費してしまうことになるのです。

家電メーカーでは、洗濯物をやさしく効率良く洗う量は、洗濯機の最大容量の7から8割ほどを推奨しています。量を調整して1回の洗濯で汚れをきれいに落としつつ、節約もしましょう。

乾燥機能の使用頻度を抑える

洗濯乾燥機なら、乾燥までしてくれ便利です。花粉や黄砂、PM2.5などを気にして、洗濯物は外で干さず乾燥機を使う人もいるでしょう。しかし家電の中で、エアコンに次いで電気代が高いといわれているのが洗濯乾燥機です。

経済産業省資源エネルギー庁の調べによると、洗濯物を自然乾燥させて未乾燥のものだけ乾燥機を使うと、乾燥機だけを使う場合と比べて、年間で約1万650円の節約になることがわかっています。晴れた日は外に干したり、乾燥機を補助的に使ったりと工夫すれば、節約になるでしょう。

ライフスタイルに合わせて節約術を考えよう

今回紹介した節約術を活用するのもおすすめですが、共働き世帯や大家族世帯では活用できないケースもあるでしょう。そういったときは、電気料金プランを見直したり、新電力へ切り替えたりするのも1つの方法です。自分たちのライフスタイルに合わせて節約ポイントをチェックしてみてください。

文・山村望愛

【こちらの記事も読まれています】
苦しくない、続く「節約術」まとめ
40代シングル女性のリアル貯蓄と節約
一人暮らしから大家族までできる10の節約貯金術
節約して一人暮らしアラフォーライフを満喫するには?
効率よく100万貯める節約生活12ポイント