NTTドコモが提供する「d払い」は、スマホアプリを通じたチャージ不要のキャッシュレスサービスです。毎月の携帯電話料金との合算払いやクレジットカード決済、「dポイント」での支払いも可能で、実店舗だけではなくアマゾンなどのネットショップでも利用できます。「d払い」の利用方法や使い方、メリットについて説明します。

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「d払い」はスマホアプリで設定し「dアカウント」登録が必要

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「d払い」を利用するには無料アプリをスマートフォンにダウンロードし、パスワード入力など簡単な初期設定を行います。ドコモの各種サービスを利用するのに必要な「dアカウント」を取得していない場合は、まず登録が必要です。ドコモユーザーでなくても、「dアカウント」を登録すればクレジットカードを使って利用することができます。

支払いは「d払い」に加盟する店舗でアプリを起動し、レジでQRコードかバーコードを提示して読み取ってもらえば完了と手軽です。支払いが済むと決済情報のレシートメールがアプリに表示されるので、念のため確認しておきましょう。

d払いの決済方法は携帯電話料金との合算やクレジットカードで

(写真=leungchopan/Shutterstock.com)

ドコモユーザーは毎月の携帯電話料金と一緒に払えばオーケー

「d払い」の大きな特徴は、毎月の携帯電話料金と合算する「電話料金合算払い」ができることです。買い物などで使った分は翌月の携帯電話料金に合算されて請求されるので、事前の残高チャージやクレジットカードを利用することなくキャッシュレスでの利用が可能です。

ただ「電話料金合算払い」は、ユーザーの契約状況や支払い状況などに応じてNTTドコモにより月々の利用限度額が設定されています。そのため、金額が不足してしまう場合や使いすぎてしまう場合もあるので気をつけましょう。

20歳以上の初期設定は1万円で、その後の利用状況により3万円、5万円、10万円と自動的に増えていきます。利用可能残高はアプリで確認できますが、使いすぎが心配な場合は自分自身で利用限度額の設定を変更してください。

登録したクレジットカードや「dポイント」での支払いも可能 

「d払い」はクレジットカード払いにも対応しているので、保有するクレジットカードを事前に登録しておきましょう。登録可能なブランドは「VISA」「MasterCard」「American Express」「JCB」で、本人認証パスワードの入力により確認を行なう「3Dセキュア」サービス対応のカードであることが条件となります。

月々の携帯電話料金をすでにクレジットカードで決済している人は、登録しているクレジットカード情報がアプリに表示されます。利用限度額は通常のクレジットカード限度額に準じていて、使った分は「d払い/ドコモ」などの名目でクレジットカード会社の請求書に記載されます。

さらに、貯まっている「dポイント」を1ポイント1円(税込)として使うこともできるので便利です。

実店舗だけでなく、アマゾンなど多くのネットショップでも使える

(写真=Wayne0216/Shutterstock.com)

「d払い」はコンビニや飲食店、ドラッグストア、家電店、衣料品店といった実店舗のほか、アマゾンなどのネットショップでも利用できます。実店舗もネットショップも利用可能な店舗には「d払い」のロゴが掲示されていて、アプリでも検索できます。

実店舗では、店内でアプリを起動させレジでバーコードやQRコードを提示すればキャッシュレスで簡単に支払いが完了します。もちろん、保有しているポイントで支払うことも可能です。

ネットショップでの「d払い」については、ドコモユーザーにとってより便利です。支払い方法を「電話料金合算払い」にしておけば、登録している4ケタのドコモパスワードを入力することで支払いが完了。カード情報の入力が不要なため、外出先や移動中でも手軽にネットショッピングが楽しめます。ただアマゾンで利用できる「d払い」は、現時点では「電話料金合算払い」「dポイントでの利用」、またはドコモの口座残高による利用だけということを知っておきましょう。

「d払い」を利用するとポイントがダブルで貯まる場合も

(写真=Have a nice day Photo/Shutterstock.com)

「d払い」を使うと実店舗での利用では200円(税込)につき1ポイント、ネットでの利用なら100円(税込)につき1ポイントが付与されます。定期的にポイント増量キャンペーンも開催しているので、チェックしてみてください。

さらに、使い方次第で取得ポイントが増えていく可能性があります。

クレジットカード払いにした場合、「d払い」利用分の「dポイント」に加えクレジットカード利用分のポイントも入手することができます。これはドコモの「dカード」でも他のクレジットカードでも同様で、登録しているカード会社のポイント付与率と同じです。

また、ローソンのように「d払い」と「dポイント」の両方に加盟している店舗の場合は、ダブルでポイントが貯まります。まず「dポイントカード」をレジで提示し、その次にアプリの「d払い」という手順で支払いをすれば、「dポイント」と「d払い」のポイントがもらえます。

事前チャージ不要の「後払い」決済なので現金がなくても安心

(写真=aijiro/Shutterstock.com)

クレジットカードを持っていなかったり使いたくなかったりするドコモユーザーにとって、携帯電話料金と合算できる「d払い」は携帯キャリアならではの便利なサービスといえます。利用限度額の設定も可能なことから、使いすぎるのを心配せず安心してキャッシュレス決済を体験できます。

クレジットカード払いの場合、「dポイント」に加えてクレジットカードのポイントも貯まるというお得感があります。「電話料金合算払い」もクレジットカード払いも事前チャージが不要の「後払い」のため、現金の持ち合わせが少ない時は心強い決済方法ではないでしょうか。

文・渡辺友絵(ライター・編集者)

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