練習場所を選ばない!陸トレのススメ
実際にサーフィンをする場所は、足元が安定しない海の上。ボードの上に立つことはもちろん、ボードに座ること、移動することでさえ、最初から思うようにできるはずもありません。そこで大切なのは、陸上トレーニング。場所を選ばずできるので、しっかりと陸上で成功イメージをつけてからサーフィン当日に臨みましょう。
パドリングの陸トレ
サーフィンでは海上を「パドリング」で移動します。パドリングとは、ボードの上に腹這いになって、両腕をつかって漕ぐ動きのこと。板におなかをつけた状態でクロールをする、というイメージでいいと思います。
基本姿勢は上体を大きく反らした状態になりますので、背筋の筋力はもちろん、柔軟性も必要になってきます。ストレッチは腰まわりと肩、ウエイトトレーニングは腹筋、背筋をやっておくといいでしょう。
テイクオフの陸トレ
サーフィンでは立つ動きのことを「テイクオフ」といいます。立つといっても進行方向に対して両足を揃えるのではなく、前後にずらした半身の状態になります。左右どちらの足が後ろになるかは個人差があり、一般的には野球やゴルフで右打ちの人は右足が後ろ(レギュラースタンス)、左打ちの人は左足が後ろ(グーフィースタンス)になります。
テイクオフの陸トレで意識してほしいのは、立ち上がるスピードと足の位置です。「スピード」に関して重要なのは、ワンモーションで立つこと。片足ずつ動かして立つのではなく、両足を同時に動かします。また「足の位置」に関しては「できるだけ前」。手をついた位置ぐらいまで両足を一瞬でもってきます。実際の海では必ずしも前に立てばいいというわけでもないのですが、多くの人は後ろに立ちすぎてせっかくの勢いを失速させてしまいます。
サーフィン映画でイメージトレーニング
サーフィンに関する映画を見て気分を高めつつ、波乗りのイメージを膨らますというのもおすすめです。
洋画
・ブルークラッシュ(2002年):女性サーファーが主人公の青春映画
・ドリフター(2009年):ロブ・マチャドがバイクとサーフボードを持ってバリ島を旅するストーリー
・ビッグウェンズデー(1978年):伝説の大波に挑むサーファーの姿を描いた名作
・エンドレスサマー(1964年):半世紀以上前に制作されたサーフムービーのレガシー
邦画
・WAKITA PEAK(2018年)|サーフィン映画の最新作は、ハワイで活躍するサーファー脇田貴之を追ったドキュメンタリー
・上島ジェーン(2009年)|上島竜兵(ダチョウ俱楽部)がサーフィンに挑むコメディ
・あの夏、いちばん静かな海。(1991年)|北野武監督によるサーフィン映画
・稲村ジェーン(1990年)|桑田佳祐が初監督を務めたことでも話題になった映画