QRコードなどを使って簡単に決済ができる「キャッシュレス決済」が話題ですが、最近ではコンビニや家電量販店といった店舗への支払いだけでなく個人間でお金を送金できるツールとして「LINE Pay(ラインペイ)」を上手に活用する人が増えており、2018年9月時点では約7,800万人が利用しています。

LINE Pay(ラインペイ)は、LINEのアプリから簡単に利用登録ができますが、使う前には必ずチャージが必要なので、まずはチャージ方法を知っておくことが重要です。ここでは、LINE Pay(ラインペイ)へのチャージ方法をていねいに紹介します。

LINE Pay(ラインペイ)とは

(写真=PIXTA)

LINE Pay(ラインペイ)は、LINEアプリと紐付けされた送金・決済サービスで、LINE株式会社の子会社であるLINE Pay株式会社が運営しています。

LINE Pay(ラインペイ)の特徴として、店舗決済のほかにLINEでつながっている友だちにお金を払う「送金」機能があります。ユーザー間での送金・割り勘が簡単にできるため、支払い依頼や割り勘に便利です。LINE Payに貯まったお金は銀行口座に出金したりセブン銀行ATMから引き出したりと、現金化することもできます。

LINE Pay(ラインペイ)の使い方

(写真=PIXTA)

新規登録後、チャージしておく

LINE Pay(ラインペイ)は、LINEアプリから登録します。LINEアプリの「ウォレット」タブからLINE Payを選択し、続けて本人確認(銀行口座の登録)を行うことですぐに利用開始できます。

また、LINE Pay(ラインペイ)は、事前にチャージして使うプリペイド型です。コンビニや銀行口座からチャージできるほか、LINE Pay カードを使ってセブン銀行ATMや対象のレジでチャージできます。

店舗決済方法は3種類

LINE Pay(ラインペイ)での決済方法は「LINE Pay カードでの決済」「コード決済」「オンライン決済」の3種類があり、LINE Pay(ラインペイ)導入加盟店および提携サービスでの支払いができます。さらに「LINE Payカード」を使うことで国内外のJCB加盟店約3,000万店舗で利用できます。

「LINE Pay カード」とは、LINE Pay(ラインペイ)の残高と連動したチャージ式のプリペイドカードで利用に応じてLINEポイントが貯まります。郵送されるカードタイプのほかにもスマホ画面上だけで管理できるバーチャルカードもあり、バーチャルの場合は実店舗では使えずインターネット上のJCB加盟店に利用が限定されます。

「コード決済」は、スマホひとつで簡単に支払いができる方法です。使い方は、まず店頭で「LINE Payで支払います」と伝え、LINE Payで表示されるコードをレジで読み取ってもらうか、店側から掲示されたコードや商品についているコードを読み取れば決済完了です。

「オンライン決済」はLINE Pay(ラインペイ)を使ってオンラインショップで決済する方法です。ショップの支払い画面でLINE Pay(ラインペイ)を選び、LINEアプリでパスワードを入れるだけ。クレジットカードのように番号を入力するなどの手間がなく、手数料無料で手軽に決済できます。

LINE Pay(ラインペイ)のチャージ方法はいろいろ

(写真=PIXTA)

銀行口座からチャージする

LINE Pay(ラインペイ)に銀行口座を登録しておくと、いつでもチャージができます。また、銀行口座を登録することで本人確認も完了するため、LINE Payの全ての機能が活用できるようになります。本人確認が未完了の場合、送金や出金機能は利用できません。

「いちいち手作業でチャージするのは面倒」という人にはオートチャージがおすすめです。最低残高を設定することで、残高が少なくなったときに自動的に口座からチャージされます。チャージ額も自由に設定が可能ですが、使い過ぎには注意しましょう。

セブン銀行ATMからチャージする

スマートフォンか「LINE Payカード」があれば、全国23,000箇所に設置されているセブン銀行ATMでチャージできます。

LINE Pay(ラインペイ)のメイン画面から「セブン銀行ATM」を選択するとコードリーダーが表示され、ATM画面に表示されるコードを読み取るだけです。チャージのほか出金も可能ですが、出金には1回あたり216円の手数料がかかります。

コンビニのレジでチャージする

LINE Pay(ラインペイ)のチャージはどこのレジでもチャージできるというわけではなく、対応レジのみとなります。セブンイレブンはATMのみ対応しておりレジチャージには対応していないので、2019年4月時点でレジチャージに対応しているコンビニはファミリーマートとローソンのみです。

QRコード/バーコードチャージを利用する

LINEアプリのウォレットタブから「QRコード/バーコード」を選ぶと、対応店舗のレジでスマホ画面を見せるだけで簡単にチャージが可能です。難しい操作も必要なく、1円単位からチャージできますが、利用可能店舗がドラッグストアのアインズ、アインズ&トルペ、LIPS&HIPSのLINE Pay導入店舗に限られるため、今後の拡大が期待されます。

LINE Pay(ラインペイ)カードでチャージする

また、LINE Pay(ラインペイ)カードからチャージする場合は、セブン銀行ATMやレジチャージ対応店舗のみでできます。また、LINE Payカードを使えば、セブン銀行ATMで出金が可能です。コンビニなどで購入できる「LINE プリペイドカード」からLINE Pay(ラインペイ)へのチャージはできないので注意しましょう。

2018年以降、LINEポイント利用が手軽に

(写真=PIXTA)

LINEポイントはキャンペーンへの参加や動画視聴などで貯められ、LINE Pay(ラインペイ)で1ポイント=1円として使えます。これまではLINEポイントをLINE Pay(ラインペイ)残高にするには、アプリ内で交換・チャージする手間がありましたが、2018年からは決済時にポイント利用のONとOFFを選択できるようになったため、使用したいLINEポイントを決済時に入力するだけで簡単にポイントを利用できるようになりました。

LINE Pay(ラインペイ)は送金機能が便利

(写真=PIXTA)

どちらかというとLINE Pay(ラインペイ)は、店舗決済というよりは手数料無料で利用できる個人間の「送金」機能に人気があります。さらにコミュニケーションアプリならではの機能として、LINEトーク画面で利用履歴が確認できるなどの魅力も注目されています。

文・木村茉衣(ファイナンシャル・プランナー)

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