優待・配当銘柄こそ"気長に"長期投資を

この投資法の目的は、権利確定日に株式を保有していることであり、上昇を焦る必要はない。時間をかけて株式を保有すれば、いつか弱気が終わり、上昇が始まれば、後を追うようにして、市場参加者が強気に転じてくる。この値動きのどこかで権利確定日を迎えれば、配当や優待だけでなく、株式の売買利益も手に入れることができる。

もし本当に配当や優待に魅力があり、株価の上昇が継続する可能性があるのであれば、何も権利落ちの日に売る必要はない。2~3年保有して、その間ずっと魅力的な優待や配当を貰うといい。その時、株価はさらに上昇を続け、売買利益は大きく育っていることだろう。

理想的な株主優待投資法とは、株価の長期的な安値で株を買い、長期に保有する投資法だ。短絡的な視野とアイディアに捉われず、長期的な視野と深い思慮で、本当に魅力的な株主優待投資法を確立してみよう。その時、あなたの株式投資はさらに楽しいものへと変わる。

文・松下 誠(まこと投資スクール株式会社 代表取締役)/ZUU online

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