人気の投資先はアジアから南米へ移行?

SIは改善が必要とされる地域に集中して投じられるため、当然ながら新興国への投資の割合が高い。

例えばマレーシア、インドネシア、中国へのSI投資は、超富裕層のポートフォリオの40%を超えている。南米は34.2%だ。

今後2年間のSI活動という観点では、超富裕層の49.3%が投資の増額を計画しており、キャップジェミニが実施したアンケート結果からは、世界平均が49.3%まで伸びることが予想されている。

アジアSIへの関心は58.2%と依然高くとどまるが、南米への投資が67.2%まで飛躍的に高まりそうだ。北米への増援計画も54.6%と非常に高い。

SIが減る地域として、最も可能性が高いのは日本。増額を検討している超富裕層も36.3%いるが、14.1%が減額を検討している。次いで12.5%が中近東とアフリカ、11.9%が欧州への減額を予想している。

文・アレン・琴子(英国在住のフリーライター)/ZUU online

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