「ヘアケアに関する正しい情報を知りたい」
「お酒は髪に良くないと聞いたことがあるから控えるべきかな…」
「パーマとカラーは同じ日にしても大丈夫?」
と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、みなさんが疑問に思うことに対して毛髪診断士がお答えいたします。
PROFILE
Kei
シャンプートリートメント研究家。
現役毛髪診断士。大学院修士、大手メーカー製品開発を経て現在はフリーで活躍中。店頭販売員の経験もあり。男性の薄毛対策やシャンプーの選び方などについて発信しています。おすすめのクリームシャンプーならお任せあれ。
この記事で分かること
・ダイエットや自然乾燥は髪にとって良くない
・薄毛に関する間違った情報が広がっているので、事実を知ることが大切
毛髪診断士とは?
毛髪診断士とは?
・毛髪や頭皮の悩みに的確にアドバイスをする技術者
毛髪診断士とは、毛髪や頭皮の悩みに的確にアドバイスをする技術者です。
毛髪診断士は、公益社団法人日本毛髪科学協会が実施する講習を受けて試験に合格した者に与えられる資格です。
毛髪、頭皮、化粧品、毛髪診断の実施など幅広い知識を保持していることが特徴的です。
毛髪診断士は、マイクロスコープ、目視、触感を通して、髪や頭皮の状態をみます。
そして、髪をダメージから守る方法、頭皮の状態を良くする方法、脱毛症などの対策方法などを専門的にアドバイスします。
枝毛や切れ毛のケア方法は?
枝毛や切れ毛のケア方法は?
・トリートメントでケアする
・毛先をカットする
紫外線やドライヤー熱などの外的な刺激から毛髪を守るには、トリートメントでのケアが必要になります。
できてしまった枝毛や切れ毛のダメージは進行するので、毛先をカットした方が良いケースもあります。
パーマとヘアカラーは同じ日にしていいの?
パーマとヘアカラーは同じ日にしていいの?
・染毛剤を用いたカラーリングの場合には、パーマから1週間あけてから行う
ヘアカラーは化学反応を利用して髪を染める医薬部外品の染毛剤と、物理的に髪を染める化粧品の染毛剤に分けられます。
染毛剤を用いたカラーリングの場合には、パーマから1週間あけてから行います。
パーマの施術により髪は薬剤の影響を受け、髪の内部が不安定になり、頭皮の状態も敏感になっているので、染毛剤を使用するときは1週間ほど空けることが大切です。
ダイエットは髪に悪影響を及ぼす?
ダイエットは髪に悪影響を及ぼす?
・髪がやせ細ったり、切れ毛になったりする
ダイエットをすると、身体だけでなく、髪にも栄養が供給できなくなります。
その結果、髪がやせ細ったり、切れ毛になったりします。
髪が濡れたまま寝ても大丈夫?
髪が濡れたまま寝ても大丈夫?
・自然乾燥は頭皮にも髪にも良くない
頭皮が湿っている状態にしておくと、常在菌(マラセチア菌)が繁殖し、フケ、かゆみ、匂いの原因になります。
また、髪もキューティクルが開いた状態になり、枕でこすれたりし、ダメージを受けやすくなります。
そのため、早く乾かすことがおすすめです。
わかめやひじきを食べると、髪が濃くなる、黒くなる?
わかめやひじきを食べると、髪が濃くなる、黒くなる?
・わかめとひじきを食べても髪が黒くなったり濃くなったりはしない
わかめやひじきを食べても髪が黒くなったり、濃くなったりはしません。
わかめと海藻のの色や形からのイメージで伝わった根拠のない噂です。
発毛・育毛・養毛の違いは?
発毛・育毛・養毛の違いは?
発毛:髪の毛を生やす
育毛:髪の毛を育てる
養毛:髪の毛を栄養を届ける
発毛とは、髪の毛を生やすこと。
育毛とは、髪の毛を育てること。
養毛とは、髪の毛を栄養を届けること。
このように少しずつ意味が異なります。
また、発毛剤には、医薬品がありますが、育毛(養毛)剤は、医療部外品です。
配合されている成分や商品の効果によって、分類が異なります。
お酒は毛髪によくない?
お酒は毛髪によくない?
・飲酒による毛髪や頭皮への直接的な影響ない
飲酒による毛髪や頭皮への直接的な影響はありません。
しかし、飲みすぎによって体調を崩すと、髪にあまり良くありません。
間接的に影響を及ぼす可能性があります。
脱毛の原因となる髪型がある?
脱毛の原因となる髪型がある?
・ポニーテールなど髪を強く引っ張る髪型
ポニーテールなど髪を強く引っ張る髪型は頭皮に負担をかけることになります。
また、長期間このような髪型をしていると脱毛を引き起こすことがあります。
髪に使用する化粧品には、どんな注意事項があるの?
髪に使用する化粧品には、どんな注意事項があるの?
・アトピー、ほてり、かゆみ、赤み、痛み、はれなどの症状がでたら、使用を中止する
・目に入ったときには、水やぬるま湯で洗い流す
頭皮に異常が見られた場合には使用を中止してくださいとパッケージに記載されています。
異常とは、アトピー、ほてり、かゆみ、赤み、痛み、はれなどです。
症状の悪化を防ぐために、直ちに使用を止めてください。
目に入ったときには、直ちに水やぬるま湯で洗い流すなどの注意もあります。
各製品ごとに特注の注意事項が記載されているので、外箱、容器、使用説明書をよく読んで使いましょう。
さいごに
この記事では、みなさんが疑問に思うことに対して毛髪診断士がお答えいたしました。
ネット上には、様々な情報が溢れているので、ヘアケアに関する正しい知識を手に入れることが難しいです。
そのため、ヘアダメージや薄毛が気になっている方には、これらの回答を参考にすることをおすすめします。
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