一日の疲れを癒してくれるお風呂。 しかし汚れも日々たまります。でも毎日お風呂掃除をするのは大変ですよね。
そこで、今回は簡単にお風呂掃除・黒カビ取りをするための4つの掃除方法をご紹介します。
残り湯を使う方法や、自宅にあるもので作れるお掃除グッズなどを使って、お風呂掃除の手間をグッと減らしてみませんか?
お風呂後に残り湯で簡単カビ対策!
入浴直後は、貴重なお風呂掃除タイム!
なぜなら、お風呂の汚れは皮脂汚れなので、温かいお湯を使うと落ちやすいのです。
入浴後すぐにお風呂洗剤を、お湯の線に沿って吹きつけましょう。こうすることで水面に浮いた皮脂汚れによる水あかを落としやすくなります。いったんお湯を抜いて湯船が乾燥してしまうと、汚れがガサガサになり、洗剤を使ってもスッキリしにくいのです。簡単ですが、残り湯を使うのは効果の高いお掃除法です。
また、湯船と同時に気になる風呂桶やお風呂用いすなども一緒に洗ってしまうのもいい方法。
残り湯に1/2カップほどの重曹を溶かし、その中に風呂桶などのお風呂グッズをすべてつけてしまいます。そのままお風呂のふたをしめて、翌朝までそのまま。朝、スポンジで軽くこするように洗えば、とてもきれいになります。
お風呂掃除の心得のひとつは、あまり力を入れずに洗うことです。力を込めてごしごしと洗ってしまうと、湯船や浴室の壁、床などに小さな傷ができてしまいます。その傷にカビが入り込み、繁殖する可能性があるので、そっと洗うように心がけるといいでしょう。「あわてず、あせらず、やさしい気持ち」でお掃除をするのがコツです。
風呂掃除不要!?冷水シャワーでカビ予防
浴室の汚れで気になるのは黒カビ。この手ごわいカビも、入浴後すぐのお手入れで予防できます。
最後に入浴した人が、お風呂を出る前に浴室の壁や天井、床などに冷水シャワーをかけるだけです。これでカビが付きにくくなるのです。
カビが繁殖しやすいのは、高温多湿な環境です。だいたい25~28度がカビの生育に適した温度ですから、入浴後の浴室はまさにカビの天国。
そこで、お風呂が終わったらすぐに冷水をかけて浴室の温度を一気に下げ、カビが生えにくくしちゃいましょう。ただし、冷水をかけっぱなしにしたのでは、温度は下がっても湿度は下がりません。かならず浴室用の水切りワイパーなどで壁や床の水気をしっかりと取り除きましょう。
最後にきちんと浴室のドアを閉めて換気扇をかけます。換気扇はできれば一晩中かけっぱなしにして、カビが繁殖する湿度60%以上の時間を、極力短くするのが大事です。
こういった入浴後の浴室ケアは、最後にお風呂に入る人に頼むのがいいでしょう。それほど手間のかからないことですから、最後にお風呂に入る事が多いパパにお願いして、家族全員でキレイなお風呂を維持していきましょう。
頑固な黒カビは、洗剤湿布で撃退!
あれこれとケアをしていても、どうしてもできてしまう黒カビ。カビはいったんできてしまうと壁の目地などに根を張り、除去するのが大変です。スッキリしたいのなら、キッチンペーパーなどで洗剤湿布を作って貼り付けましょう。
洗剤湿布の作り方
材料:
キッチンぺーパー、ラップ、塩素系洗剤
1. カビが気になる部分にキッチンペーパーを敷く。
2. その上から塩素系のカビ取り剤をまく。
3. ラップをぴったりかぶせて張り付ける。
4. 5分ほど放置。その後洗い流す。
これだけで洗剤湿布の完成です。
洗剤湿布を作る時は、カビ取り剤はたくさん使ってもきれいになりません。カビ取り剤が効果を上げるには、薬剤と空気がふれる必要があります。空気に触れればどんどんカビを除去していきますので、山盛りたっぷりにカビ取り剤をつけなくても効果は上がります。
また、洗剤湿布でのお掃除では、カビがある場所が乾いている状態でやりましょう。壁や床が濡れているとカビ取り剤が密着しにくく、しかも薄まってしまいます。必ず水分をふき取ってから、洗剤湿布を貼りつけます。
カビ取りは、定期的にやるのが大事です。2週間に1回やるなど、日ごろのお掃除スケジュールに組み込んでしまうとやり忘れがありません。あせらず、無理のない範囲で計画的におこないましょう。