キッチンハイターは、漂白成分と共に汚れを除去する洗浄成分などが含まれています。

そのため、トイレの黒ずみを漂白し、汚れを落とす効果が期待されているのです。

ただ取り扱いを誤ると人体に害を及ぼす上に、あくまでキッチン用なので多用は控えたほうがよいでしょう。

キッチンハイターは、トイレのカビや雑菌を殺菌消毒してくれる

キッチンハイターには、台所用漂白剤ですが、塩素系の次亜塩酸ナトリウムという成分が含まれています。

塩素は独特のニオイがして強い毒性を持つ気体です。

漂白や殺菌効果に優れていますが、気体のままでは使いづらいため、水酸化ナトリウム水溶液に反応させて次亜塩酸ナトリウムにして使っています。

この次亜塩酸ナトリウムには、大腸菌やカビ、ノロウイルスなどのウイルス、黄色ブドウ球菌などを殺菌、消毒する作用があるとされています。

トイレの汚れには黄ばみや黒ずみなどいろいろな汚れがありますが、便器に付着する頑固な黒ずみはカビ、黄ばみは尿の飛び散りが主な原因です。

次亜塩酸ナトリウムは、カビを殺菌して飛び散った尿を洗浄、漂白する作用があるとされています。

また、白い陶器なら使用しても色落ちなどの問題もないと考えられるため、キッチンハイターは、トイレのしつこい便器や、タンクの上にある手洗い器汚れを除去するのに効果的だと言われています。

キッチンハイターを用いたトイレ掃除の方法

トイレ掃除でキッチンハイターを使うと汚れは落ちる?
(画像=Kajilyより引用)

キッチンハイターをトイレ掃除に使う時は、まず窓を開けるなど換気を十分にし、手袋とマスクを着けて準備します。

基本的には、便器の黒ずみや黄ばみが気になる部分にキッチンハイターを使います。

黄ばみや黒ずみが便器の底の水が溜まっている部分や、水との境目にある場合は、その部分にキッチンハイターをかけます。

便器の内側側面の汚れは、そのままかけると薬液が下に流れ落ちてしまうのでトイレットペーパーを敷いてその上からかけると薬液が流れず、浸透しやすくなります。

すぐにこすらないでしばらくそのままにして、薬液を便器に染み込ませましょう。

時間の目安としては15分くらい置いてから、ブラシで汚れをこすります。

ただ汚れを落とそうと必死になって強くこすりすぎると傷ができ、傷のすき間からカビが発生することもあるので、スポンジタイプの柔らかいブラシで優しく擦っていきます。

さらにタンク上の手洗い器や洗面台も同様に、キッチンハイターを付け置きしてから、スポンジで軽くこすってみましょう。

キッチンハイターの付け置きの時間に特に決まりはないですが、汚れがひどい場合は1時間ほど置いてみてもよいでしょう。