【保存版】きしむ髪をケアするシャンプー12選ときしみの対策方法!
(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

いつまでたっても髪がきしんでいる、自分にあったきしみを改善できるシャンプーがわからないというお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

髪がきしむ原因はキューティクルにあります。

きしまない髪をつくるためには、キューティクルの剥がれた髪同士がこすれ合わないように日々のケアをきちんとすることが大切です。

今回は長年のサロン勤務できしんだ髪の毛を多く扱ってきた美容師の目線から、注目の日々使うべきシャンプーを紹介します。

この記事に登場する専門家

【保存版】きしむ髪をケアするシャンプー12選ときしみの対策方法!
(画像=美容師 / tocca日吉店。高緑清美『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

美容師免許。管理美容師免許。早稲田美容専門学校卒業後、現在まで美容師として活動中。ヘアケア全般に詳しく、自宅でできるサロン仕上がりのヘアセットやアレンジが得意。美容師として多くのお客様の髪のきしみに関する相談を受け、個人に合った解決方法をいくつも提案をしてきた。

髪がきしんでいる状態とは?

きしみとは、髪の指通りが悪く、絡まりやすい状態のことを指します。

触った感じもゴワゴワとして、パサついて見えやすいです。

このような状態の時、髪の表面のキューティクルは剥がれていたり、逆立っていたりします。

その状態の髪の毛同士がこすれあうときしみを感じるのです。

髪がきしんでしまう人の特徴

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(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

髪がきしみやすい人は次のような特徴があります。

・細くてやわらかい髪質の人
・パーマやカラーを繰り返している人
・ロングヘアであまりケアしない人
・しっかり乾かして寝ない人

一番多いのは薬剤ダメージによるきしみです。

特にブリーチをしている方は、髪が濡れた際にかなりきしむ感じを受けると思います。

またパーマを繰り返している髪も、きしみで絡まりやすいと言えます。

どちらもキューティクルが逆立っていたり、剥がれてしまっているからです。

ダメージ以外にも、細くてやわらかい髪はもともと絡まりやすい傾向があります。

髪がきしむ原因

きしんでしまう髪の原因は、大きく分類すると次のようになります。

  1. 薬剤ダメージ
  2. 持って生まれた髪質
  3. 髪に合わないシャンプーの使用

薬剤ダメージによるもの

やはり一番大きい原因は、髪のダメージによるものです。

ダメージと言っても、日々のダメージの積み重ねであったり、薬剤によるダメージであったり、様々です。

特にパーマや縮毛矯正は、薬剤でキューティクルをこじ開け、髪の形状を変えます

最終的にはキューティクルをしめるのですが、それでも損傷がある事には変わりありません。

キューティクルの表面がボロボロになったり損傷することで、手触りの悪さだけではなく、きしむ原因にもなります。

持って生まれた髪質によるもの

髪のきしみや絡まりは髪質の影響も大きいです。特に細くて柔らかい髪ほど、絡まりやすくきしみやすいと言えます。

これはダメージがある・ないに関わらず起こりますので、細くて柔らかい髪の特徴です。

しかしこれは、普段のケアで改善できる場合がほとんでです。

髪に合わないシャンプーによるもの

自分の髪質に合ったシャンプーを使っているかも、大きく関係してきます。

少し前に話題になった『ノンシリコンシャンプー』ですが、髪質を考慮して選ばないとかなりきしみが出やすいものもあります

ダメージが進んでいるかための髪でしたら、ある程度の油分や保湿成分があるシャンプーで洗わないと、きしみやごわつきの原因になります。

髪のダメージ・傷みを改善するために必要なこと

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(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

気にしていても、どうしてもダメージは0という訳にはいかないこともあります。

美容師の私が考える、美容室でできるダメージ対策と、ご自身でやっていただきたいダメージ対策は次のようなものです。

【美容室でのダメージ対策】
・パーマやカラーをやる時はトリートメントを追加する
・セルフカラーはなるべくしない
・ケア方法を美容師に聞いてみる

【ご自宅でのダメージ対策】
・シャンプー剤を良質なものに変える
・髪をしっかり乾かしてから寝る
・乾かす前にはアウトバストリートメントを使う

このように見てみるとシンプルなものですが、日々の積み重ねが大事になってきます。

特にどんなシャンプーを使うかは重要なポイントだと言えます。

界面活性剤の種類

シャンプーに含まれる洗浄成分には、界面活性剤というものがあります。

これは反発しあう脂と水を馴染ませる役割があります。

これによって皮脂や整髪料をを浮かせて落としたり、泡立ったり、汚れが逆戻りしないようにしてくれます。

界面活性剤の種類によって、シャンプーの洗浄成分は大きく3つに分類されます。

高級アルコール系 ・市販のシャンプーに多く安価
・洗浄力が強い
・刺激が強く脱脂力が強い
石けん系 ・刺激は弱めだが洗浄力が強い
・環境に優しい
・アルカリ性できしみやすい
アミノ酸系 ・コストがかかるので価格が高い
・洗浄力がマイルドで刺激も弱い
・弱酸性で髪や頭皮に優しい

断然おすすめはアミノ酸系シャンプーです。

アミノ酸シャンプーは低刺激な洗浄成分で、洗い流す際のきしみ感もありません。

きしまないシャンプーの選び方

【保存版】きしむ髪をケアするシャンプー12選ときしみの対策方法!
(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

まず一番重要視してほしいのが洗浄成分です。

先ほどもお話しましたが、アミノ酸系洗浄成分でのシャンプーを選ぶと良いと思います。

また次のような項目も選ぶ基準にするといいでしょう。

・頭皮の肌タイプ(普通肌・乾燥肌・脂性肌)
・髪質タイプ
・ダメージ度合い
・フケ,かゆみ,抜け毛などの悩み

自分の頭皮のタイプがわからない場合は、顔の肌タイプと同じもので選ぶと良いです。

太くてかたい髪は『しっとり・ボリュームダウンタイプ』、細くて柔らかい髪は『さらさら・ハリコシが出るタイプ』を選ぶと失敗がありません。

きしむ髪をケアするシャンプー12選

※このランキングは美容師個人の主観に基づいて作成されています。

第12位 ルベル イオ クレンジングシャンプー 200ml 1,760円(税込)

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(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

アミノ酸系洗浄成分でノンシリコンというサロン専売品のシャンプーの中で、断トツのコストパフォーマンスです。

頭皮のタイプに合わせて3タイプあるので、どんな方にも合いやすいのもポイントです。

ノンシリコンと思えないほど泡立ちが良く、すっきり洗えます。

はちみつなどの保湿成分もたっぷり含まれていますので、シャンプーのみでも全くきしみません。

どんな年代の方も使いやすい、オールマイティーなアミノ酸系シャンプーと言えます。

第11位 フィヨーレ Fプロテクトヘアシャンプー 300ml 1,650円(税込)

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(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

3つのスキンケア成分で、髪だけではなく頭皮からコンディションを良くしてくれるシャンプーです。

保水効果も高い商品ですので、ツルっとした指通りになります。

キューティクルのリフトアップ防止成分も入っていますので、年中きしみが出やすい方にもおすすめです。

泡立ちは控えめですので、脂性肌の人は二度洗いすると良さそうです。

石けんのような主張しすぎない香りで、男女ともに使いやすいと思います。

第10位 シュワルツコフ BCクア スペシフィークシャンプー 250ml 2,200円(税込)

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(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

リッチな泡立ちとしっとり感で、硬い髪やダメージ毛もしっかりまとまります。

こちらを使うことで、カラーヘアの色持ちやツヤ感に差が出ます。

髪のキューティクルの保護だけでなく、内部深くまでケアできるので、やわらかく引っ掛かりのない髪へ導いてくれます。

洗っている間も気持ちいいくらい、もっちりとした泡のテクスチャーもポイントです。

エレガントな香りで使うのが楽しみになりそうです。

第9位 ハホニコ ディスデモカヘアクレンジング 400ml 6,380円(税込)

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(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

シルクPPTという、髪の補修をしてくれる成分がたっぷり使われています。

髪と同じタンパク質で髪を洗うようなイメージですので、使うたび髪がよくなっていきます。

このシャンプーは栄養たっぷりなので、泡をそのまま泡パックのようにしてトリートメント代わりにもなるという優れものです。

キューティクルもケアしてくれますので、きしみ防止にも良いです。

少し高価ではありますが、その分髪をもとから改善できるシャンプーです。

第8位 コタ アイ ケアシャンプー 300ml 2,750円(税込)

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(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

髪質改善シャンプーと呼ばれ、個々に合わせたラインナップを選ぶことができるシリーズです。

シャンプーとトリートメントで合わせて使うことで、髪の悩みを改善できると人気です。

補修成分はもちろん、香りにもこだわっています。

アロマ効果を考えられた調合で、リラックスできそうです。

ナノ化された補修成分やセラミドのシートで保護することで、ツルツルの指通りになります。

限定された美容室でしか手に入らないのが難点ですが、クオリティーの高い商品です。

第7位 インプライム シルキースムースシャンプー 280ml 2,200円(税込)

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(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

洗浄力とコンディショニング効果のバランスが良いシャンプーです。

シルクアミノ酸系の洗浄成分のおかげで、きめ細やかな泡立ちと洗い心地を実現しています。

シリコン系ではないコーティング剤が、シャンプーだけでもスルッとした指通りを可能にしています。

引っ掛かることもなく、気持ちよく洗えるシャンプーと言えるでしょう。

使うたびに髪の芯もしっかりしてきます。ただ少し好き嫌いのある香りかもしれません。

第6位 ドクタージュニア トキオインカラミ シャンプー 200ml 2,530円(税込)

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(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

サロントリートメントでも圧倒的な効果・持続力で人気のシリーズのホームケア版です。

分子の小さいケラチンが髪の内部まで入り込み、補修してくれます。

栄養が髪内部にたくさん入るのに、洗いあがりはスッキリ。

こちらは世界初の反応型のシャンプー&トリートメントになりますので、トリートメントも併用することで、手触りや指通りがどんどん良くなっていきます。

芯から本気で良くしたいと考えている方に、かなりおすすめです。

第5位 THREEスキャルプ&ヘア リファイニングシャンプー 250ml 3,960円(税込)

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(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

絡まり・きしみなく洗い上げるというコンセプトとしているだけあって、スルッとした使い心地です。

リッチな泡立ちにもこだわっており、オーガニックシャンプーの中でも仕上がりがいいのが特徴です。

植物由来成分で優しくサラサラの仕上がりです。

それでいてダメージ毛の人でも物足りなさは感じないほど、保湿力もしっかり感じられます。

精油のさわやかな香りもポイントです。

第4位 ボタニカル ダメージケアシャンプー 490ml 1,540円(税込)

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低価格で高品質の市販シャンプーです。

安定した泡立ちとなめらかな洗い心地です。

アミノ酸系+石けん系洗浄成分ですっきりさっぱりできる印象です。

でも植物由来保湿成分のおかげでキシキシした感じはありません。

全体的に低刺激ですし、家族みんなでたっぷり安心して使えるシャンプーです。

第3位 黒髪クリームシャンプー KAMIKA(カミカ) 400g ¥2,178(税込)

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合成界面活性剤不使用なので、保湿力が高く、洗浄力がマイルドなシャンプーです。

頭皮にも優しく、髪のツヤをしっかりとだしてくれます。

少量のシリコンが入っているので、髪の軋みが気になりません。

またシャンプーではあるものの、コンディショナーにも成分が近いため、これ一本で髪の洗浄から保湿まですることができます。

今なら公式ページからのご購入で65%Offになるので、ぜひ一度試して見てくださいね。

第2位 ベルーガ アミノダメージケアシャンプー 400ml 1,125円(amazon価格)

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(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

生ケラチンと生コラーゲンにより、洗いながら髪を補修できます。

汚れはしっかり落としながら、うるおいも残せる成分配合になっています。

泡立ちもいいので、髪の摩擦も気にならなそうです。

ただシャンプーのみだと、髪質によってはパサつくという意見もあります。

エレガントでテンションが上がりそうな見た目と香りも人気のポイントです。

第1位 b.est オーガニック炭酸シャンプー 200ml ¥1,980(税込)

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(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

頭皮ケアと美髪の両方の効果を持つシャンプーです。

5,000ppmの炭酸濃度で毛穴の奥まで綺麗にしてくれるため、頭皮の環境を整えてくれます。

さらに、トリートメント効果を持っているため、これ一本だけでも髪の毛にまとまりやツヤを与えてくれます。

また、炭酸シャンプーが持つ使用後のパサつきもないため、普通の炭酸シャンプーとは異なる効果を与えてくれます。

今なら、公式ホームページから購入すれば、通常価格の約49% off で購入することができるので、ぜひ試してみてください。

【番外編】そのほかのおすすめシャンプー

ORGANIQUE(オーガニクエ)リペアシャンプー 250ml 4,178円(税込)

【保存版】きしむ髪をケアするシャンプー12選ときしみの対策方法!
(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

フランスカイガンショウ樹皮エキスやラベンダーエキスなどを贅沢に配合したシャンプー。

オーガニックオイルなどの、さらさら髪を実現するために必要な成分が全て入っています。

界面活性剤はアミノ酸系、ノンシリコン、パベランフリー、動物実験はしていない商品のため、人体だけではなく環境にも優しいシャンプー・トリートメントとなっています。

ぜひ一度使ってみることをおすすめします。

シャンプーの効果を最大限引き出すための頭の洗い方

【保存版】きしむ髪をケアするシャンプー12選ときしみの対策方法!
(画像=『ORGANIQUE MAGAZINE』より引用)

良質なシャンプーでも、使い方を間違っていれば最大限の効果は出せません。

ここからは実際に美容室で行われている、効果的なシャンプーの流れを紹介します。

  1. 髪の状態・スタイリング剤の有無を目視で確認 (からみがあるようならブラッシング等で整える)
  1. お湯洗い (汚れ・整髪料が付いている場合は念入りに)
  1. シャンプー剤を手に取り、よく泡立てて洗う (泡で洗うイメージで。爪は絶対に立てないように)
  1. 泡立ちが悪い場合は軽く流してから2度目のシャンプー
  1. しっかりすすぐ (一番大切です。やり過ぎかもと思うくらいしっかりで大丈夫)
  1. 毛先からトリートメントをつける。 (根元付近はつけないように)
  1. トリートメントを流す
  1. 根元の水分を取るようにタオルドライ (ここでできる限り水分を取りきる)
  1. ドライヤーで根元から乾かす (流さないトリートメントを使うとなお良い)
  1. 完全に乾いたら終了

シャンプーは泡で汚れを落とすものです。

しっかり泡立てて洗うことで、髪同士の摩擦を軽減し、力を入れなくてもスッキリ洗いあがります。

逆にトリートメントやコンディショナーは根元にはつけないでください。

トリートメント等は頭皮に付くと水で流れづらく、毛穴の奥に残ってしまいやすいものです。

また頭皮には皮脂という天然のコーティング剤がありますので、頭皮をトリートメントなどでコーティングすることは不要なのです。

シャンプーだけじゃない!美容師おすすめきしみの対策方法

きしまない指通りの良い髪をキープするには、日頃のケアが大切になってきます。

・髪の調子がいいと感じられるシャンプーを使うこと
・すすぎを重視すること
・髪をしっかり乾かして寝ること
・乾燥と紫外線ケアをすること

がとても重要です。

流さないトリートメントをつけてしっかりドライしても、意外と耳周りや頭頂部が湿っていたりします。

そのまま寝ると髪がこすれあい、絡まり、手触りの悪い髪になってしまいます。

パーマやカラーでダメージがひどくても、スタイリング剤やセットで綺麗に見せることは可能です。

そして綺麗に見せようと気にして頑張っているうちに、少しずつ綺麗な髪へと近づいていったりするものです。

是非とも日頃のケアを気にかけ、きしみのない指通りの良い髪を目指しましょう。



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