家政婦や家事代行サービスを利用したくても、実際どのくらい費用がかかるのか相場がわからないという人も多いのではないでしょうか。そのため、なかなか依頼に踏み切れずにいることもあるかもしれません。
今回は、家政婦と家事代行サービスの違いやどのような仕事を頼めるかについて詳しく説明します。また、一般的な料金相場と、実際に家事代行サービス「ベアーズ」の利用料金も紹介しますので、参考にしてみてください。
家事代行サービス・家政婦とは?
家政婦と家事代行サービスは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。まずは、家政婦と家事代行サービスの契約形態や依頼できる範囲などから違いを見ていきます。
家政婦は依頼主と家政婦が直接個人契約をしますが、家事代行サービスは依頼主と会社が契約をします。そのため、家政婦の場合は家事のやり方に不満があって担当者を変更したいと思っても、個人契約のため簡単には変更しにくい傾向にあります。一方、家事代行サービスの場合は企業契約のため、担当者をはスムーズに変更することが可能です。その代わり会社によっては、毎回必ずしも同じスタッフが担当するわけではない可能性もあります。
支払いでも違いがあります。家政婦の場合は日給で支払いが発生し、住み込みもしくは通いで1日かけて家中のあらゆる仕事をやってもらうことができます。一方、家事代行サービスの場合は時給で計算され、あらかじめ契約した時間内で仕事をやってもらいます。
家事代行サービスの中で企業によっては「料理プラン」は料理だけ、「キッズシッタープラン」は子守りだけなど、仕事の範囲がはっきりと決められている場合があります。あらゆる仕事を頼みたい人にとっては融通が効かないと感じるときもあるでしょう。しかし、家事を2、3時間だけ頼みたいときは、家事代行サービスのほうがコスパよく利用できます。
家事代行サービス・家政婦で頼めること
家事代行サービスに依頼できる仕事とできない仕事は、それぞれの会社で明確に決められています。一般的な家事代行サービスで依頼できる仕事は以下の通りです。
- 部屋の片づけや掃除
・キッチンやバスルーム、洗面所、トイレなどの水周りの片付けや清掃
・洗濯やアイロンがけ
・窓ふきやドア拭き、庭、玄関、ベランダ、バルコニーなどの清掃、植物の水やり
・食料品や日用品の買い物
・料理や食器の後片付け、食器洗い
・郵便物やクリーニングの受け取り、ゴミの分別やゴミ出し
・引っ越しのお手伝いやパーティの飾り付け
など日常の家事のほとんどが対応できます。
そして、一般的な家事代行サービスで依頼できない仕事は以下の通りです。
- ハウスクリーニングのような専門機材や洗剤を使った清掃
・介護や介助業務など身体に触れるサービス
・看護や医療行為
・キッズおよびベビーシッター
・ペットの散歩
・高所作業や重い家具などの運搬など危険を伴う作業
・家庭教師
家政婦の場合、個人契約ですので明確に対応できる仕事と対応できない仕事が決められていません。対応できる仕事は、常識の範囲内で家政婦個人の判断に委ねられています。そのため、家事代行サービスよりも広い範囲で仕事を請け負うことができ、いろいろと融通が効くこともあります。
家事代行サービス・家政婦の料金相場は?
それでは、家政婦と家事代行サービスの一般的な料金の内訳と相場を紹介します。
家事代行サービス・家政婦料金の内訳
家政婦と家事代行サービスでは、料金の内訳に違いがあります。家政婦の場合は、一日あたりの就労時間によって日額が決まり、それに交通費がかかります。また、家政婦紹介サービスを利用した場合は、これに紹介手数料や求人事務費などがプラスされます。
家事代行サービスの場合、料金は利用するプランの内容や時間、頻度によって金額が決まります。それにプラスして交通費の支払いが必要です。また、その他にも延長料金や早朝・深夜料金、指名料金、鍵預かり料金などが発生することもあります。
家事代行サービスの料金相場
家事代行サービスの利用時間は1回あたり2~3時間以上が一般的です。料金相場は3時間の場合7,000~14,000円程度(2時間6,000~9,000円程度)で、月2回の利用契約であれば、15,000~28,000円くらいが相場といえます。
家事代行サービスの一般的な利用料金相場は以下のとおりです。
内容 | 料金相場 |
基本料金(1時間あたり) | 2,000~4,600円 |
延長(30分あたり) | 1,500~2,300円 |
交通費 | 700~1,000円 |
鍵預かり代 | 0~1,000円 |
家事代行サービスは安いほうがいい?
家事代行サービスの場合、会社によって利用料金に違いがあります。家事代行サービスを依頼する会社を選ぶときは、単に安いところを選択すればお得なのでしょうか。
利用料金がかなり安めに設定されている場合、「スタッフの質が均一でない」、「優秀なスタッフは予約が取りにくい」、「スタッフの数が少ない」などのデメリットもありえます。反対に、料金が高めに設定されている会社は、スタッフの数が多く教育も行き届いている可能性が高いです。その代わり家庭によっては利用料金がネックになるかもしれません。
一概に料金だけではサービスの良し悪しを判断できません。それぞれの会社が提案するサービスや料金、評判などを詳しく調べたうえで、それぞれのメリットデメリットを判断し、自分の家庭に合ったサービスを選択するといいでしょう。
家政婦の料金相場
個人契約の家政婦の場合、ほとんどが日給制で、通いと住み込みの2パターンがあります。実質の労働時間は通いの場合は8時間、住み込みの場合は12時間程度です。家政婦の料金相場は、短時間で利用する「時給制」と「通い(日給制)」、「住み込み(日給制)」によってそれぞれ異なります。
家政婦の場合の利用料金相場は以下の通りです。
内容 | 料金相場 |
短時間労働の時給(1時間あたり) | 2,500~3,000円 程度 |
通いの日当(1日8時間として) | 13,000~15,000円 程度 |
住み込みの日当(1日12時間として) | 20,000~35,000円 程度 |
定期的に頼んだほうが安くなる!
家政婦でも家事代行サービスでも、単発のスポットで頼むより定期契約をしたほうが一回の利用料金は安くなる傾向があります。これは、新しい仕事場に向かうための調査や調整のためのコストがかからなくなるためです。回数を重ねるほど効率よく仕事をしてもらうことができます。そのため、定期で依頼したほうが利用者はよりお得感を感じるでしょう。
家事代行サービスの「ベアーズ」では、スポットプランは1時間4,000円で利用できます。定期プランの場合、スポットプランと同じ内容のデラックスプランが1時間3,300円ですので、定期で利用したほうが確実にお得です。
また、定期的な利用の方が頼む側にとってもコミュニケーションコストが安くなる傾向があります。そのご家庭の特徴や志向が分かると、掃除のしやすさや時間の使い方がスムーズになる傾向があるようです。