語録その3「借入をしてまで投資すべきではない」
バフェット氏は、今回新型コロナウイルス感染拡大による市場混乱に関連して、次のように述べています。
――When something like the current pandemic happens, it’s hard to factor that in. That’s why you never want to use borrowed money, at least in my view, into investments.
「現在のパンデミックのようなことが起こるとき、それを考慮に入れることは難しい。だから、私は決して金を借りてまで投資すべきでないと言ってきた」
借入をしてまで投資すべきではないというのは、氏の著書の中でもたびたび書かれてきたことです。
変化の激しい時代、明日は何が起こるかわかりません。新しい感染症の発生など人間の予測を超えたことが発生しうることを念頭に置かなくてはなりません。
不測の事態に遭遇して株価が急落した時も、借入のない投資家は返済の心配をしなくて済むでしょう。だから、手持ちの資金を新たな投資に仕向けることができます。
バークシャー・ハサウェイは最悪のシナリオを想定して十二分な備えをしていること、危機をチャンスにできることを強調したのでしょう。
この機会にバフェット氏に関する著書を、手に取ってみては?
恐ろしい感染症のリスクと現代の最先端のテクノロジーが同時に影響する世界は、投資の神様と言われる人たちですら判断を誤ってしまう、とても予測の難しい状況です。
今回は大きな損失を出したものの、バフェット氏の投資の基本姿勢はこのような事態にも動じず、冷徹にことを進めているように見えたことも確かでしょう。
投資の酸いも甘いも知っているバフェット氏による今回の語録は、これからの投資を考える上で金言になることでしょう。若手ビジネスパーソンのみなさんは、これを機会に彼に関する名著の数々を手に取ってみてはいかがでしょうか。
提供・UpU
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