泡立てないシャンプーという新常識を作り出したクリームシャンプー。
花王などの大手会社もクリームシャンプーを商品化しており、これからますます話題になるといっても過言ではないでしょう。
しかし、その効果や実態についてはよくわからないという方も多いと思います。
「クリームシャンプーは白髪に対して良いのか」
「おすすめのクリームシャンプーは何なのか」
「自分にクリームシャンプーは適しているのか」
といった疑問を持っている方はいると思います。
そこでこの記事では、クリームシャンプーの特徴や押さえておくべきポイント、使い方、白髪との関係性といった疑問をひとつひとつ解消していきます。
また最後には、おすすめのクリームシャンプーについても紹介していきますのでぜひご覧くださいね。
この記事を書いた専門家
PROFILE
Kei
シャンプートリートメント研究家。
現役毛髪診断士。大学院修士、大手メーカー製品開発を経て現在はフリーで活躍中。店頭販売員の経験もあり。男性の薄毛対策やシャンプーの選び方などについて発信しています。おすすめのクリームシャンプーならお任せあれ。
クリームシャンプーとは?
一般的なシャンプーですと、界面活性剤によって泡だちます。
しかし、クリームシャンプーは泡がたたないシャンプーのことです。
クリーム状のシャンプーをもみこむようにあらうことで、髪のケアを行います。
また、クリームシャンプーはシャンプーとトリートメントそれぞれの機能を合わせ持っています。
通常は、「シャンプーは一般的には頭皮を洗浄するもの」「トリートメントは髪のダメージを補修するもの」というように機能が分かれていますが、一緒にしているのがクリームシャンプーの特徴です。
もちろんそれぞれのバランスをとっているのでパフォーマンスは高くなりませんが、時短でケアできるのがメリットです。
また、クリームシャンプー自体はシャンプーであるため頭皮に着けても構いません。
一方、通常のトリートメントは頭皮につけてはいけません。
クリームシャンプーに関する大きな勘違い
クリームシャンプーは摩擦がないから髪にいいということがメーカーのホームページには書いていますが、クリームシャンプーと、泡が立つシャンプーだと、泡がしっかり立つシャンプーのほうが摩擦は少ないです。
習熟した美容師が使うのであれば、クリームシャンプーも、泡立つシャンプーも髪へのダメージはほとんどかわりません。
一方自宅で洗う場合、クリームシャンプーは物理的に髪と髪が接触するため、摩擦によるダメージは蓄積されます。
では、摩擦によるダメージは何がいけないのでしょうか。
摩擦によるダメージによって一番ダメージをうけるのは髪の毛の外側にある毛小皮という部分です。
一般的にはキューティクルと言われています。
キューティクルは、7層くらいの層状になっています。
この層がはがれていくと、キューティクルがなくなり、髪の毛の中までダメージが浸透してしまうため髪の毛自体がダメになってしまいます。
キューティクルははがれることがありますが、トリートメントなどによって補修が可能です。
ここまで摩擦が髪に与える影響を紹介しましたが、実のところ、クリームシャンプーによる髪への摩擦はそれほど大きなものではありません。
クリームシャンプーを使うことでキューティクルがはがれるわけではないのです。
そのため、「今クリームシャンプーを使っている」もしくは「これから使おうと思っている」という方は摩擦の影響をあまり気にする必要はないでしょう。
お悩み別!おすすめのクリームシャンプー
頭皮の乾燥が気になる方
頭皮の乾燥が気になる方には、アーモンドオイルやオリーブオイルが配合されているクリームシャンプーがおすすめです。
これらの成分の役割としては、髪のハリやつやを与えてくれます。
髪にハリやコシを与えたい方
ハリやコシを髪に与えたい方には、ヘマチンや真珠エキスが含まれているクリームシャンプーがおすすめです。
これらの成分は、肌を健やかに保ってくれる効果もあります。髪のまとまりやツヤを大事にしたい方はこれらの成分を意識するようにしましょう。
髪のベタつきが気になる方
髪のベタつきが気になる方には、ココナッツオイルなどが配合されているクリームシャンプーがおすすめです。
これらの成分は、頭皮や髪のクレンジング効果を持っていて、さっぱりとした洗い上がりを実現してくれます。
夏には特におすすめのタイプのクリームシャンプーになっています。
クリームシャンプーを最大限に活用する方法
クリームシャンプーの弱点は、キューティクルの補修です。
クリームシャンプーで髪や頭皮の汚れは落ちますが、キューティクルの補修力は期待できません。
そのため、ヘアオイルを使用すると効果的です。
クリームシャンプーを洗い落とせないうちに、ヘアオイルを使うと逆効果ですので、ヘアオイルを使う前にシャンプーをしっかりとぬるま湯で洗い流すことは忘れないでくださいね。
クリームシャンプーの使い方
クリームシャンプーの使い方は各メーカーの使い方を参考にすると良いですが、一般的には、手に適量をとり、髪にもみこみながら洗っていきます。
同時に頭皮も洗うようにしてください。
そもそもシャンプーは頭皮を洗うものです。
しかし、クリームシャンプーは泡立たないため、クリームシャンプーを使っている方の中には頭皮を洗うのを忘れて頭皮が臭くなってしまう人がいらっしゃいます。
注意してくださいね。
またもみこむといっても、手でゴリゴリするのではなく、優しくなでるように洗ってください。
この使い方ひとつでクリームシャンプーの効果がかわりますので、メーカーの使い方を必ず守るようにしましょう。
クリームシャンプーのデメリット
クリームシャンプーのデメリットとしては、頭皮の洗浄力が弱いことがあげられます。
頭皮のにおいや頭皮のあぶらが気になる方はクリームシャンプーではなく泡がしっかりたつ液体型のシャンプーを使う方がよいでしょう。
また、髪が著しく傷んでいる場合もクリームシャンプーを使わないほうがよいので気を付けましょう。
クリームシャンプーと白髪の関係
クリームシャンプーは白髪に効果的と語られているシャンプーも多くあります。
1つはっきりしていることは、クリームシャンプーを使うことで白髪が染まることはありません。
白髪自体を染めるにはカラーリングもしくはヘアマニキュアを使用するしかありません。
クリームシャンプーが白髪に効果的と言われている理由は、頭皮によいとされる成分がはいっており、頭皮本来の機能を活性化することで、毛根をよくしていけると考えられるからです。
クリームシャンプーによって髪の毛が長期的に変化していくことを意識しておきましょう。
また、色落ちがしにくいタイプのクリームシャンプーもありますので、白髪染め後に使うとよいものもあります。
ぜひ各クリームシャンプーの特徴を把握したうえでお使いください。
おすすめのクリームシャンプー7選
毛髪診断士おすすめのクリームシャンプーをランキング形式で紹介していきます。
クリームシャンプーを選ぶにあたっては実際に使ってみての感想および専門家の観点から、おすすめのものを紹介させていただきます。
※このランキングは毛髪診断士個人の主観に基づいて作成されています。
第7位 バランローズ クリームシャンプー 200g 2,750円(税込)
パサパサしないのがこのクリームシャンプーの特徴です。また、短時間でケアでき、心なしか洗い流しも簡単です。
一方で洗った時の感覚がなかなかないので洗いあがり感覚が欲しい方にはおすすめしません。
そうしたことが気にならなければ使いやすく、短時間で使えます。
第6位 405クレンジングコンディショナー 490ml 4,620円(税込)
ローズの香りを基調としたシャンプーです。
公式サイトにはリンスとコンディショナーを一緒にしたイラストがあります。
リンスとコンディショナーは同じ機能なのでイラストには違和感がありましたが、商品は確かです。
しっとりした仕上がりがリラックス効果があり、のびのびとした髪になります。
クリームシャンプーは保湿力がありそうでないものもあります。
しかし、この405はしっとりと乾燥した指先も元気になるようなクリームシャンプーです。
創業者が女性であり、くせ毛に悩んでいたことから作ったということでストーリーも支持しやすく個人的にも気に入っています。
第5位 エティーク シャンプー バー ピンカリシャス 110g 2,178円(税込)
クリームシャンプーではないのですが、固形のシャンプーで髪に塗って使うタイプのシャンプーがエティークです。
エシカルブランドとして大変人気であり、日本でも環境によいとのことで近年広まっております。
使い方はクリームシャンプーに似ているため泡で洗うタイプではありませんが、髪に効果的です。
ココイルイセチオン酸Na・ココアルキル硫酸Na・デシルグルコシド・ステアリン酸・カカオ脂といった成分が主成分となっており、通常のシャンプーとは異なる様式です。
石鹸ではなく固形シャンプーなのでもし使ったことがない方がいましたらぜひご使用ください。
エシカルブランドに興味がある方にはおすすめです。
第4位 ラサーナ 海藻クリームシャンプー 420g 1,650円(税込)
保湿力が高く、30代後半からエイジングケアとして使用されているラサーナのクリームシャンプーです。
洗った後に髪がもつれにくくなります。
髪がほつれたり、きれたりと悩んでいる人にはぜひともおススメしていきたいシャンプーです。
頭皮・毛髪をすこやかに保つアボカドオイルも含有されており、髪と頭皮の栄養を補給します。
ラサーナは海の海洋深層成分が特徴的です。
エイジングケアでクリームシャンプーに興味ある方にはおすすめしたいシャンプーです。
第3位 エルセーヴ エクストラオーディナリー オイル ラ クレム ラヴォン クレンジングクリーム しっとり 440ml 1,540円(楽天価格)
有名メーカーロレアルが販売するクリーム型のシャンプーです。
ロレアルのホームページではノーシャンプーと定義しており、シャンプーではなくシャンプー機能をもったクリームであることを指しています。
ココナッツ風のトリートメントが髪の汚れもおとしてくれます。
切れ毛予防にもう効果的とされています。また爪で頭皮を傷つけやすい方にはおすすめしたいシャンプーです。
しっかりと頭皮を濡らして毛先になじませることで髪を補修します。
洗い流しには注意してください。
成分は比較的強めなものが多いので洗い流しは必ず念入りにしてください。
クリームシャンプーのなかでも比較的洗えた感じがあるのが特徴です。
愛用している方も多く、長年続くブランドであるエルセーブのなかでも隠れた人気の1つです。
第2位 黒髪クリームシャンプー KAMIKA(カミカ)¥1,980円(税込) 400g
1位は黒髪クリームシャンプーとして有名なKAMIKAです。KAMIKAはエイジングケアに特化した白髪染め世代におすすめのシャンプーです。
合成界面活性剤不使用で、シリコン入りなので頭皮にも優しい一方、髪のツヤをしっかりとだしてくれます。
KAMIKAはヘアオイルを使わなくても髪がきしまないシャンプーです。
クリームシャンプーを使ったことがない方はこのKAMIKAから使ってみることをおすすめします。
今なら公式ページからのご購入で65%Offになるので、ぜひ一度試して見てくださいね。
第1位 クレムドアン クリームシャンプー ¥2,178円(税込) 300g
最もおすすめしたいクリームシャンプー がクレムドアン クリームシャンプーです。
クリームシャンプーでありながら、感覚としては、液体シャンプーの泡立たないオーガニックシャンプーに近いです。
白髪染めにも効果がある成分として、メリタン、ダークニエル、ヘマテインが含まれていますので、白髪の気になる方にもおすすめです。
もちろん、シャンプーとして髪のツヤやうるおいをもたらしてくれる天然果実成分やオーガニックエキスも配合されています。
今なら、通常価格の75%offで購入することができますので、ぜひ試してみてくださいね。
クリームシャンプーが合わない方に
クリームシャンプーを使ってみて合わなかった場合は、クリームシャンプー以外のものをお使いすることをおすすめしています。
特にオーガニックシャンプーは、自然由来のアミノ酸系やベタイン系の界面活性剤を使用していることが多く髪や頭皮にやさしいシャンプーとなっています。
天然の油脂成分や植物・ハーブエキスなどが配合されていくことが多く、保湿に優れたものが多いのも特徴です。
例えばORGANIQUE(オーガニクエ)はしっかり泡立ちがよく、頭皮の洗浄もでき、シャンプーとトリートメントをそれぞれ使うことで健全な頭皮と髪をはぐくむことができます。
またおすすめの白髪予防シャンプーや白髪を黒髪に戻すシャンプーをご紹介している記事もありますので、こちらも合わせてご覧いただけますと幸いです。
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