「むずかしいコーヒーをみんなのものに」をビジョンに掲げる KOANDRO(コアンドロ)株式会社から販売されている『ドリルドリッパー DRILL DRIPPER』。
こちらのドリッパーの特徴は「コーヒーの濃さを安定して変えられるドリッパー」ということ!
今回は、ドリルドリッパー独自の性能や使い心地、抽出されるコーヒーの味わいについてレビューします。
ドリルドリッパーの特徴
コーヒーはお湯とコーヒー豆の接触時間が長いほど、出来上がりのコーヒーは濃くなります。同じコーヒー豆でも、濃さを変えることで違った印象の味になります。
しかし、ペーパードリップでコーヒーの濃度を調節するのは難しく、美味しいコーヒーにするには技術が必要です。
この難しいコーヒーの濃度調節をドリッパーが簡単、安定的に調節してくれるのが「ドリルドリッパー」なんです。
ドリルドリッパーの最大の特徴は、ドリッパー内のお湯の通過スピードを専用のアタッチメントで調節できる点。
専用アタッチメントは「アタッチメントM」「アタッチメントS」があるので、アタッチメントを使用しない場合を含めて3段階に抽出を変化することが可能なんです。
アタッチメントを付け替えることでコーヒーの濃度を自由に変えることができるなんて、画期的なドリッパーですよね。
【レビュー】コーヒーの味のバリエーションが広がった!
それでは、ドリッパーが手に入ったので、さっそくレビューしていきましょう。
今回は、5月にリニューアルされたばかりの話題のコーヒーサービス『BeansExpress』を使用。
※現在、電動ミルが無料で付いてくるキャンペーンを実施しているので、気になるかたは要チェックです!
さて、ドリッパーのレビューに戻りましょう。
今回は比較するために、ハリオのV60のドリッパーと比べてみました。
ドリッパーの大きさはハリオのドリッパーと同じくらいですが、下部にアタッチメントを取り付けられるようになっています。
また、リブ(ドリッパー内側の溝)の部分が独特の形状をしています。
上記の画像のものが専用アタッチメント部分。中央に抽出される穴が空いているのですが、よく見ると微妙に穴の大きさが違うのがわかりますね。
では、実際にコーヒーを抽出します。
① 準備
まずはドリルドリッパーにアタッチメントを取り付けます。
アタッチメントの取り付けは「ペットボトルキャップ」をモチーフにしているそうで、回すだけで簡単に着脱できます。
今回のコーヒーは以下の分量で抽出しました。
コーヒー(中挽き) 18g
お湯(90℃) 250ml
また今回は、アタッチメントMを使用。
② コーヒーの抽出
最初にドリッパーにペーパーをセットして湯通します。湯通しは、しなくても抽出できますが、そうすることで、よりコーヒーがお湯に浸透しやすく上手に淹れることができます。
コーヒー豆を入れて抽出開始。
まずは「蒸らし」。お湯を少量(コーヒー豆全体に染み渡る程度)注いで30秒ほど待ちます。
蒸らしが終わったらコーヒーの中心から、お湯をクルクルと円を広げるように注ぎます。ペーパーにお湯をかけないように注意しましょう。
ある程度円が広がったら中心に戻り、またクルクルと円を広げるように注ぐのがポイントです。
たったこれだけで美味しいコーヒーが出来上がり。
付属の取扱説明書はわかりやすいイラスト付きなので、初めてドリップに挑戦する人も簡単にコーヒーを淹れることができると思います。
実際に淹れてみましたが、執筆者の手持ちのドリッパーと比べても簡単に美味しく淹れることができました。
ハリオのドリッパーで淹れるよりも抽出部分の穴が小さいのでコクが増している気がします。