イスラエル料理の紹介(13種類43品)
イスラエルで1年以上暮らし、国内の50軒以上の飲食店で食事をし、様々なジャンルの料理を食べてきました。その経験を元に、イスラエルで定番と言える料理=イスラエル料理を43品ピックアップしています。見やすくするために13種類に分類し、個別に【1】〜【43】と番号付きで紹介します。
これら43品の料理は、イスラエルのレストランのメニュー内容を「テストの問題」と捉えて、出題傾向と頻出単語をまとめた結果というような内容です。そう考えるとたった43個の頻出単語なので、旅行前のおさらいとして読んでいただけるかもしれません。
イスラエル料理の種類 1. ディップ(4品)
【1】フムス(Hummus)
フムスは中東地域で食べられるひよこ豆のペーストです。ひよこ豆、オリーブオイル、ニンニク、レモン、タヒーニ(後述)が原料です。パンなどにつけて食べるのが一般的です。テクスチャーは味噌に似ていますが、味は優しい豆のクリームのような味がします。
イスラエルではソウルフードのような立ち位置で、多くの飲食店で食べることができ、食品スーパーでもほぼ必ず売っています。なお、メニューには「Hummus」と記載されています。
【2】フムス・マサバハ(Hummus Msabbaha)
フムス・マサバハは、フムスの上に調理されたひよこ豆が添えられたタイプのものです。厳密にフムスと分別されることもなく、フムスとして提供される場合もありますが、お店によっては「Msabbaha」とされている場合もあります。
【3】タヒーニ(Tahini)
タヒーニは中東地域で食べられるゴマのペーストです。タヒーニの原液(スーパーに売ってる)に、オリーブオイル、ニンニク、レモン、水などで薄めて食べるのが一般的です。胡麻豆腐をクリームにしたような味です。ディップとしてだけでなく料理の調味料としても使われます。表記は「Tahini」が一般的です。余談ですが、イスラエルのマクドナルドではサラダのソースにタヒーニが選べます。
【4】ババガヌーシュ(Baba Ganoush)
焦がした焼き茄子のペーストとタヒーニを混ぜたものがババガヌーシュです。焦げたナスの風味が特徴的です。おかずのようにしても食べられ、レストランのサラダバーなどにもありす。英語では「Baba Ganoush」と表記されています。
イスラエル料理の種類 2. パン(2品)
【5】ピタパン(Pita Bread)
ピタパンは中東でよく食べられるパンで、平たい形が特徴的です。一般的な食パンよりもちもちしています。ニュートラルな味なのでどんな食材にも合います。フムスと一緒にピタパンが提供されるパターンが多いです。「Pita Bread」 などと表記されています。
【6】ハラーブレッド(Challah)
ハラーブレッドはユダヤ料理の一つで、編まれたフォルムが特徴的なパンです。やや甘くて、食パンよりはスポンジケーキに近い風味です。レストランではスライスして提供されることが多く、食パンのような見た目で登場します。「Challah」「Hallah」などと表記されます。
イスラエル料理の種類 3. ファストフード(3品)
【7】ファラフェル(Falafel)
ファラフェルは中東でよく食べられる、豆と香辛料を混ぜて揚げたコロッケのような食べ物です。カレーのような風味ですが小ぶりで優しい味わいなので、おやつ感覚で食べられます。ピタパンと共にストリートフードのサンドイッチとして提供されることが多いですが、おかずとして単品でも食べられます。「Falafel」と表記されています。
【8】サビーフ(Sabich)
揚げナス、ゆで卵、タヒーニが入っているのが特徴的なピタパンのサンドイッチです。濃い味ではないのでインパクトは強くないものの、食べ応えがあります。イラク系ユダヤ人がイスラエルで広めた料理と言われており、イスラエルを代表するストリートフードの1つです。英語で「Sabich」 と記載されています。
【9】シャワルマ(Shawarma)
中東でよく食べられるケバブで、トルコのドネルケバブとほぼ同じです。主にピタパンで提供されます。肉はチキン・ビーフ・ラムが一般的です。ストリートフードとして街でよく売られています。内容はヨーロッパの街角で売られるケバブとほぼ同じです。英語で「Shawarma」「Kebab」などと記載されています。